埼玉県蓮田市に次世代物流施設「LOGI’Q蓮田」が着工 2026年1月に竣工予定

東急不動産は、全国各地に展開している物流施設「LOGI’Q(ロジック)」シリーズで、新規に「LOGI’Q蓮田」を本着工したことを発表した。

同物件は2026年1月に竣工予定だという。

LOGI’Q蓮田外観イメージ/鳥瞰図

同物件は、同社と伊藤忠商事、伊藤忠都市開発の3社で共同開発を進める次世代物流施設。最大6テナントの入居が可能な延床面積約3万坪の大型マルチテナント型施設として計画しているという。

圏央道「白岡菖蒲I.C」から約1.7キロメートル、東北自動車道「久喜I.C」から約5.9キロメートルに位置し、首都圏だけでなく関東一円をカバー可能なロケーションで、中広域配送に適しているとのことだ。

立地特性を活かし国道から直接2階へアクセス可能なスロープを計画し、施設への効率的なアクセスを実現するとしている。

また、1・2階接車によりバース数を確保したことで、さまざまな面積ニーズに対応可能だという。さらに、テナントのオペレーション要望により配送重視の1フロア利用や保管も兼ねた2フロア利用などの選択が可能。

内装には蓮田市の豊かな自然からインスパイアを受けたデザインを取り入れ、館内で働く人がより居心地がよく、快適に業務に取り組めるよう配慮する予定とのことだ。

LOGI’Q蓮田エントランス/カフェテリアイメージ

BCP対策として1階倉庫の床レベルを内水氾濫浸水レベル以上として設定することで、入居企業の荷物と従業員の安全を確保。また防災備蓄庫、非常用発電機の設置を計画しており、非常時にもオペレーションが可能だという。

屋上には太陽光パネルを設置する予定で、施設の使用電力として自家消費することで、テナント様の環境経営を支援するとのことだ。

6月27日に実施した地鎮祭では、設計時に作成したBIMモデルを活用したAR(拡張現実)を導入し、現地にて建物ボリュームと、周辺景観との調和を確認。

今後同技術を活用し、同施設利用者を安全で効率的な誘導ができるよう建築・サイン計画等を検討しているという。また、今後は工事管理やリーシング活動においても活用を予定しているという。

ARを用いた現地確認の様子/AR画像のイメージ

■物件概要

所在地:埼玉県蓮田市大字根金字後塚907他
用途地域:市街化調整区域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:14,183坪
延床面積:29,757坪
建物構造:S造4階建(倉庫部分3フロア)
着工:2024年7月10日
竣工:2026年1月20日
トラックバース:116台
駐車場:普通自動車174台(EV急速充電器6台設置)/トラック待機場14台
駐輪場:39台
環境認証(予定):CASBEE A認証/BELS 5star認証/ZEB Ready認証

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