マーケティングアプリケーションズは、Z世代(15歳~25歳の男女)の4,252人を対象に「BeReal」を含む複数のSNSについて調査を実施し、その結果を公表した。
(調査期間:2024年4月16日~2024年4月23日)
■Z世代のSNS投稿状況について
BeReal、Instagram、TikTok、X、Facebookそれぞれの投稿状況を聞いたところ、月に1回〜毎日数回投稿すると回答した人が特に多かったのは、InstagramとXだった。
■BeRealに毎日投稿している人の割合は、他の写真投稿系SNSの約2倍
写真・動画投稿系3つのSNSで、毎日1回~数回投稿すると答えた人は、BeRealが29.0%、Instagramが13.4%、TikTokが9.7%と、BeRealは他2つのSNSの2倍以上の割合を占めた。
また、月に1回以上投稿していると回答した人も、BeRealが63.4%、Instagramが52.6%、TikTokが27.8%と、BeRealが最多に。
Instagram、TikTokなどは自分で投稿せずに誰かの投稿を「見るだけ」のユーザーが多い一方で、BeRealは、自分で投稿をしないと他人の投稿を見ることができないという特性から、ユーザーの投稿頻度が高いことが伺える。
■BeRealの通知にZ世代はとらわれている?
次に、それぞれのSNSからのプッシュ通知が気になるか聞いたところ、「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と回答した人の割合はBeRealが63%、Instagramが56%、TikTokが55%となった。
BeRealは通知から2分以内に投稿するとさらに2枚撮影することができることから、「通知が来てから2分以内に撮影したい」というユーザーの意識が高いことが伺える。
■BeRealはどんな時でも投稿したくなってしまう!?
また、授業中やアルバイト中に撮影したことがあると回答した人は、BeRealが49%、Instagramが28%、TikTokが40%とBeRealは半数近くに。
通知から2分以内に撮影するため、撮影のタイミングを選ばない人もいることから、状況的に撮れるか撮れないかという刺激も、BeRealの楽しみの一つではなのではないかと同社は考察している。
■写真投稿系SNSがZ世代の対人関係にまで影響している?
各SNSがきっかけで対人関係に影響が出たことがあるか聞いたところ、どのSNSも対人関係に影響が出たと回答したZ世代は半数以上にのぼった。
具体的な影響を聞いたところ、以下のような回答があがった。
<ポジティブな影響>
・「大好きだけど、意味の無いLINEをするのは申し訳ないくらいの距離感の友達の生活が覗けて便利。」(20歳女性/BeReal)
・「みんなの日常が知れて話題ができた」(17歳女性/BeReal)
・「新しい友達作りのきっかけになった」(15歳男性/Instagram)
・「友達とTikTokのダンスをとって仲を深めることができた」(16歳女性/TikTok)
<ネガティブな影響>
・「1人だけ行ってないとかで雰囲気が悪くなる」(22歳女性/BeReal)
・「彼氏彼女が不安になる」(19歳女性/BeReal)
・「親しい友達※のリスト外になっていることを知った時傷ついたり、自分の親しい友達のリスト外であることがばれて気まずくなったりした。」(21歳女性/Instagram)
・「身バレした」(18歳女性/TikTok)
<参考>マーケティングアプリケーシズ『「BeReal」を含む複数のSNSに関する調査』