アオイ電子とシャープおよびシャープディスプレイテクノロジーは、シャープの液晶パネル工場の建物や施設を活用したアオイ電子による半導体後工程の生産ライン構築を推進していくことについて、基本合意書を締結したと発表した。

シャープ三重事業所(三重県多気郡多気町)

今回生産ライン構築を予定しているのは、シャープ三重事業所の第1工場。

アオイ電子は、2024年中に半導体先端パネルパッケージの生産ラインの構築に着工し、2026年中の本格稼働(パネル生産能力2万枚/月)を目指すという。

既存工場を活用することで生産ラインの早期構築・稼働を図り、今後拡大が見込まれるチップレット集積パッケージ、チップ埋め込み型パワーパッケージ、5G/6G/ADAS用高周波パッケージをタイムリーに提供していく予定としている。

今後、同合意書の内容をもとに生産ラインの早期構築と本格量産に向け、3社間で半導体後工程における連携を検討していくとのことだ。