認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、フードバンク事業「グッドごはん」を通じて、困窮するひとり親家庭の子どもたちに普段の2倍の食品を配付する緊急施策を実施することを発表した。
同団体は、首都圏・近畿圏・九州にて、低所得のひとり親家庭を対象とした食品支援事業「グッドごはん」を展開。多くの支援者の力添えのもと、事業開始時から延べ82,731世帯に食品を配付しているという(5月末時点)。
同団体が3月に実施したアンケート調査の結果から、学校給食のない長期休み期間に1日3食を食べられない子どもが普段の3倍以上に増えることが明らかになったという。
同調査では、回答者の52.1%が「(グッドごはんに)長期休暇期間中に配付食品の量を通常の倍にしてほしい」と回答。最も長い休暇である夏休みは、普段から困窮するひとり親家庭にとって、非常に苦しい期間になると予想されるとしている。
この状況を受け、同団体は「夏休み期間中、普段の2倍の食品をひとり親家庭に配る」という緊急施策を実施することにしたとのことだ。
通常、「グッドごはん」では、毎月1世帯当たり買い物かご1つ分の食品(約10,000円相当)を配付。これを、この夏は2倍の買い物かご2つ分に増やすという。米は通常2kgのところ4kgに増量し、栄養面を心配する声に応え肉・魚・野菜・果物を必ず配付内容に含めるとしている。