アサヒユウアスは、プラスチック素材を資源として有効活用する「plaloopプロジェクト」を開始することを発表した。
第1弾として、ホテルのアメニティとして歯ブラシを開発し、使用済みの歯ブラシをホテルから回収したあと、素材としてリサイクルし、再び歯ブラシなどを製造する取り組みを開始。2024年の目標として年間100万本の導入を目指すとしている。
5月からホテル日航つくばで試験的に展開した際には、全設置数の約4割の歯ブラシを廃棄することなく資源化することができたという。また、宿泊客を対象にしたアンケート調査では約9割がこの取り組みに対して好意的だということが明らかになったとしている。
ホテルや福祉作業所と連携し、使用済みのプラスチック製品の回収からプラスチック素材へのリサイクル、さらにそのプラスチック素材を使った商品開発・製造・販売を一体化することで、プラスチック資源の循環を促進。今後は歯ブラシだけでなくヘアブラシなども開発し、展開する予定とのことだ。
同プロジェクトは、広島県が主導する「海洋プラスチック対策(プラスチック使用量削減等)・リーディングプロジェクト」にも選定。今後は広島県内の宿泊施設などと連携し、プラスチック素材を活用した取り組みを推進するとしている。
同社は使用済みのプラスチック製品を回収し素材へリサイクルする取り組みを通じて、プラスチック素材の循環活用を促進するとのことだ。