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ダイキン工業は、本格的な暑さの到来を前に全国の20代~60代の男女530名を対象に「熱帯夜の睡眠時の熱中症対策とエアコン使用に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。
■熱帯夜の睡眠時や起床時に「体の不調を感じることがある」人は全体の約7割
熱中症の初期に見られる症状を9つ挙げ、熱帯夜の睡眠時や起床時にこれらの症状を感じたことがあるか聞いたところ、半数近くが「倦怠感」を感じており、「異常な発汗」や「体温の上昇」、「頭痛」や「立ち眩み」など、全体のうち約7割の人が何らかの不調を感じたことがあると回答。
■約3人に1人は熱帯夜に積極的な「熱中症対策をしていない」ことが判明
熱帯夜に熱中症対策を行っているかどうかを聞いたところ、約3人に1人が「対策をしていない」と回答。
また、熱帯夜に熱中症対策をしていない人にその理由を聞いたところ、「危険を感じたことがないから」43.0%で最も多く、続いて「睡眠時の熱中症対策が具体的にわからないから」が26.8%、「夜間や睡眠中に熱中症になるリスクがあることを知らなかったから」が16.8%となった。
■熱帯夜の暑さは多くの人の睡眠の妨げになっている可能性。悩みの1位は「暑くて目が覚める」、2位は「なかなか寝付けない」
次に、「夏場の熱帯夜の睡眠時の悩み」について聞いたところ、特に悩みが無い人は23.8%に留まり、約4人に3人が何らかの悩みを持つことが明らかに。
それらの悩みのうち、最も多かったのは「暑くて目が覚める」で45.5%、次いで「なかなか寝付けない」が33.0%となり、多くの人にとって、暑さが睡眠の妨げになっていることが伺える。
■熱帯夜の睡眠時、約8割の人がエアコンを使用。「つけっぱなし運転派」と「切タイマー運転派」が主流でほぼ同数
熱帯夜の睡眠時にエアコンを使っている人の割合は、約8割という結果に。積極的に熱中症対策に取り組む人が少ない一方で、熱帯夜の暑さへの悩みを持つ人が多い実態を踏まえると、熱中症対策への意識の有無に関わらず多くの人がエアコンを使用していることが伺える。
続いて、熱帯夜にエアコンを使っている人に、エアコンの使い方を聞いたところ、「朝までつけっぱなし」と「タイマー設定をして、寝ている途中で切れるようにしている」が、どちらも4割を超え、ほぼ同数に。
■よく熱中症対策に取り組んでいる人はエアコンを「つけっぱなし」の傾向
熱中症対策への意識の違いによるエアコンの使い方についても調査したところ、熱中症対策に取り組んでいる人ほど熱帯夜にエアコンを使用する傾向にあることが分かった。
また、熱中症対策に積極的に取り組んでいる人は、朝まで「つけっぱなし」にしている割合が高い結果になった。
【調査概要】
調査期間:2024年6月6日~6月8日
調査対象:全国の20代~60代の男女530名
調査方法:スマートフォンリサーチ
<参考> ダイキン工業『熱帯夜の睡眠時の熱中症対策とエアコン使用に関する意識調査』