サンコールは、EV(電気自動車)部品事業の強化のため、愛知県豊田市にある「広瀬工場」に新工場を設立したと発表した。
同社は、需要の膨らむEV用電動部品「バスバー」の生産能力増強のため、広瀬工場の敷地内に新工場を設立。年内稼働を見込み、7月から生産ラインを整備予定としている。
また、昨年度生産拡大した九州の子会社サンコール菊池での更なる増設や北米インディアナの子会社SAIでの新ライン立ち上げを計画しているとし、25年度にかけて約17億円の投資を予定。
SAIは、カーメーカ向け弁ばね・リングギアなどの自動車部品の生産拠点で、今回、敷地内にフォーミング機などを新設し、バスバーの現地供給体制を完備する構想だという。
同社は、2026年度には約60億円規模の売上を目指し、グローバルでの供給体制構築に取り組んでいくとのことだ。