サッポロビールは、脱炭素社会の実現を目指した取り組みの一環として、7月から「九州日田工場」へPPAモデル(※1)による太陽光発電設備(※2)を導入したと発表した。
自社拠点へのPPAモデルによる太陽光発電設備導入は、本年3月の価値創造フロンティア研究所に続く5例目となる。
同工場の導入設備は、太陽光パネル1,922枚、総パネル面積は約4,965平方メートルで、設備稼働による年間発電量は約1,276MWh、CO2排出量は年間約612トン削減される見込みだという。
同工場では、これまでノンフロン型ヒートポンプ給湯設備(※3)を採用するなど省エネ対策に取り組んできた。今回の再生可能エネルギーを用いることで、より一層のCO2排出量削減を進めていくとのことだ。
サッポログループは、サステナビリティ重点課題に対する目標達成に向けて取り組みを進めており、「持続可能な社会の実現」と「グループの持続的な成長」の両立を目指していくとしている。
(※1)発電事業者が事業者の敷地内に太陽光発電設備を発電事業者の費用により設置し、発電された電気を事業者に供給するモデル。
(※2)太陽光発電設備の設置会社:東京ガスエンジニアリングソリューションズ
(※3)自然冷媒であるCO2を冷媒とした給湯ヒートポンプ