日本インフォメーションは、睡眠に関する意識や実態を把握するため、「~不眠大国ニッポンの最新睡眠事情~睡眠に関する調査」を実施し、結果を公表した。
同調査では過去に実施した調査と比較しながら、コロナ禍が終わりライフスタイルに大きな変化があった今、睡眠にどのような変化があったのかも確認したとのことだ。以下、調査結果を一部紹介する。
■平均睡眠時間は6.4時間。起床時間を変えずに睡眠リズムを一定に保つ人が4割弱。
普段の睡眠スタイルは「起床時間を変えずに睡眠リズムを一定に保つようにしている」が最多の36.4%で、50代では約半数が選択。10代は「起床時間は日によってバラバラなことが多い」の選択率がほかの年代より高くなった。
■睡眠悩みはコロナ禍より微増。50代は眠りの浅さや日中のだるさ、10代は睡眠時間の不足を実感。
睡眠悩みは「眠りが浅い」が43.3%で最も多く、次に「日中もだるい・眠い」が41.2%と続く。コロナ禍では「睡眠時間が不足している」が55.9%だったのに対し、今回は39.7%であることから睡眠時間は改善傾向にあるが、睡眠の量より質に問題があると同社は推察している。
■睡眠悩みの原因はストレスが中心。10代は生活習慣の乱れ、50代は年齢の選択率が高い。
全体の約半数が睡眠悩みの原因を「ストレス」と回答。50代は「年齢」が最も多い回答に。10代は「生活習慣の乱れ」が全体値を10pts以上上回った。
起床時間が日によってバラバラと回答している割合も多く、生活リズムが乱れがちな傾向がうかがえる。
■睡眠の質はコロナ禍より低下傾向、特に若年層で実感されている様子。
睡眠の質が低下した理由は「睡眠時間が減った」が4割強、次に「外出が多くなり生活リズムが乱れた」が続く。コロナ禍が明けて行動制限がなくなりアクティブな生活が戻った今、睡眠悩みに影響が出てきていることがわかる。
■睡眠サポート飲料は一過性のブームではなく浸透か。今後の注目はパジャマ/下着/ナイトウェア
睡眠の質向上を訴求する商品では「睡眠サポート飲料(機能性表示食品)」が購入経験者が多く、今後の購入意向と効果期待値も高い。ヤクルト1000の希少性がなくなってきた今、一過性のブームではなく浸透してきていることがうかがえる。
また、今はまだ購入経験者は少ないが、今後の購入意向と期待値が高いものに「パジャマ/下着/ナイトウェア」が挙げられた。
【調査概要】
調査地域:日本全国
調査対象:16~59歳男女
調査実施期間:2024年5月23日~5月24日
調査手法:インターネットリサーチ
サンプルサイズ:有効回収計1,015サンプル
<参考>
日本インフォメーション(株)調べ『~不眠大国ニッポンの最新睡眠事情~睡眠に関する調査』