関東工業自動車大学校が運営する「自動車整備士お役立ち情報」は、18歳〜29歳の男女130人を対象に、「若年層の自動車に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■自動車の興味がある割合は90%
今回行った10代および20代を対象とした自動車に関するアンケート調査の結果、90%が自動車に興味を持っていることがわかり、世間一般での若者の車離れのイメージとは対照的な結果となった。
■環境にやさしい車に関する興味関心は90%を超える
環境に優しい車への関心を調査したところ、前問の90%の若者が自動車全般に興味を持っているという調査結果を上回る割合が見られた。
具体的には30%が「非常に興味がある」、61.5%が「少し興味がある」と答え、合計で91.5%が環境に優しい車に関心を示していることが判明。
一方、「全く興味がない」と答えたのはわずか8.5%ととなっている。
■車に関する情報はネット関連が多いものの、最も多いのは「家族や友人から」
「車に関する情報はどこで得ているか?」という質問したところ、情報源としては「家族や友人から」が最も多く51.5%という結果に。
次いで「SNS」43.1%、「YouTube」38.5%、「ネットニュース」36.9%と続く。
■省エネ性能・安全機能・自動運転に高い興味関心があることが明らかに
若者が求めている機能を調査したところ、最多は「省燃費性能」で66.2%となった。次いで多かったのは「先進の安全機能」で61.5%、「自動運転技術」が46.2%と続く。
さらに、「電気自動車」や「車内エンターテインメントシステム」も一定の支持を獲得。それぞれ25.4%と18.5%の若者が興味を示しており、エコロジーやテクノロジーの進化に対する関心が高まっていることが示唆された。
■既に運転免許を取得している割合が6割超え
「将来的に自動車の運転を学ぶ予定はあるか」という質問には、69.2%が「既に免許を取得している」と答え、若者の大多数が既に運転免許を持っていることが判明。また、9.2%が「はい」と答え、将来的に運転を学ぶ意欲があることを示した。
一方で、「いいえ」と答えた人は12.3%であり、「まだわからない」と答えた人も9.2%という結果に。この結果に同社は、一部の若者は運転に対する意欲が低いか、将来的な予定が不確定であることが示されたとしている。
<参考>
自動車整備士お役立ち情報『若年層の自動車に関する意識調査』