阪急電鉄および阪急阪神ホテルズは、7月1日から、宝塚大劇場・宝塚ホテルで使用する電力を実質的にCO2排出ゼロの再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることを発表した。
これにより、年間約4,600トン(約2,600世帯分)のCO2排出量を削減するとのことだ。
阪急阪神ホールディングスグループでは、グループ各社の国内事業所におけるCO2排出量を2050年度に実質ゼロとする目標を掲げており、これまでもグループ内施設への太陽光発電設備の設置などによりCO2排出量の削減に取り組んできたという。
同取組は、阪急阪神ホールディングスグループとして初めて、関西電力が提供する「オフサイトコーポレートPPA」(※)を活用するもので、宝塚大劇場・宝塚ホテルでは、両施設専用の太陽光発電所(7月以降に複数カ所で順次稼働。総発電出力は約990キロワット)で発電される電力を使用。
「オフサイトコーポレートPPA」で賄うことのできない電力については、CO2フリーの電気料金メニュー「再エネECOプラン」(※2)を活用するとしている。
(※1)PPAは、Power Purchase Agreement(電力購入契約)の略。電力の需要家が、需要地から離れた場所(オフサイト)にある再生可能エネルギー電源の発電事業者と、小売電気事業者を介して長期・固定価格での電力購入契約を結ぶ、電力供給・調達方法。
(※2)関西電力が提供する非化石証書(再生可能エネルギー由来)の持つ環境価値を付加したCO2フリーの電気料金メニュー。