ヤマトスチール、環境配慮型鋼材「+Green™」が三井不動産の物流施設に採用 不動産業界の脱炭素化に貢献

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ヤマトスチールが販売を開始した環境配慮型鋼材「+Green™」が、三井不動産の「三井不動産ロジスティクスパーク尼崎I」の建材として採用されたと発表した。同件は、「+Green™」が採用された初めての事例となる。

ヤマトスチール、環境配慮型鋼材「+Green™」が三井不動産の物流施設に採用

同社は、環境負荷の少ない電炉法による鉄づくりを半世紀以上にわたって実施しており、省エネ化・合理化といった自助努力を積み重ね、製品あたりのGHG排出量の低減に貢献しているという。

「+Green™」は、脱炭素化を促進するために誕生した環境配慮型鋼材で、自助努力による削減が難しいGHG排出量を自然・森林資源に由来する環境価値を用いて、オフセット・再エネ化した製品。

近年不動産業界は、世界全体のGHG排出量のおよそ40%を占めると言われており、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた排出量削減の取り組みが加速している。

また、建物のLCA(ライフサイクルアセスメント)の中でも、資材製造時と建物建設時に排出されるCO2を指す「アップフロント・カーボン」の削減が着目されているという。

同社は、資材メーカーとして、アップフロント・カーボンの削減に貢献することを目指しており、今後も電炉鋼材の持つ環境優位性をさらに強化していくとのことだ。

また、「+Green™」の供給を通じて、森林保全に取り組む人々に資金を循環させることで、森林資源の持続的な発展を支援することを目指すとしている。

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