スターバックス コーヒー ジャパンは、店舗から出る廃棄物削減を目的に取り組んでいるコーヒー抽出後の豆かすのリサイクルを、6月末より、現在実施している約600店舗に神奈川県を中心とした約200店舗を加え、全国1,917店舗(2024年3月末時点)のうち、計約800店舗へ拡大したと発表した。
今回の拡大により、スターバックス全体で年間約3,500トンの廃棄物削減を見込むという。さらに、2030年までに国内全店舗でのリサイクルを目指し、「リソースポジティブ」の実現に向けて取り組んでいくとしている。
スターバックスでは、2014年3月から「コーヒー豆かすリサイクルループ(以下、リサイクルループ)」を開始。
リサイクルループは、豆かすを加工し、畑の土に混ぜるたい肥や牛のえさとなる飼料としてリサイクルし、育てられた野菜や牛のミルクの一部が、フードやドリンクとなってスターバックスの店舗に循環する仕組み。現在、リサイクルループは計約250店舗で実施されている。
さらに約350店舗では、リサイクルループとは別の形で、各店舗が地域とともに、また、スターバックスが入居する施設とともに様々な方法で、豆かすリサイクルに取り組んでいるという。
今回新たに追加となる約200店舗からは、回収した豆かすを酪農家へ有価で提供し、たい肥として活用されるとのことだ。