滋賀県、NTT西日本、NTTビジネスソリューションズ、マクニカは、「滋賀県内における自動運転の実証・実装に向けた調査事業」を推進することを発表した。
同事業は、「滋賀県における自動運転の実装に適したフィールド調査」を実施するもの。都市構造や移動特性、ニーズ、人口密度、交通資源等をふまえ、自動運転技術に適した地域を洗い出し、フィジビリティ調査、リスクアセスメント、3Dマップ作成等、来年度の実証運行をめざして調査を実施するという。
■事業概要
事業期間:交付決定後~2025年2月
事業費:20,000千円(地域公共交通確保維持改善事業費補助金、補助率10/10)
使用車両・自動運転技術:
・新型EVバス車両 NAVYA EVO
-レベル4自動運転システム対応
-乗車定員15人(座席11人、立席4人)
-速度25km/h(国内推奨速度20km/h未満)
-EV(最大走行9時間、走行距離100km)
■各者の役割
滋賀県:事業全体の運営、関係者との調整、市町へのヒアリング調査等
NTT西日本:市町へのヒアリング調査、自動運転の走行ルート調査等
NTTビジネスソリューションズ:自動運転導入エンジニアリング、自動運転の走行ルート調査等
マクニカ:自動運転導入エンジニアリング(車両)およびサポート、走行ルートにおけるリスクアセスメント等
同事業の調査をふまえ、2025年度に実証運行を実施。経営面・技術面・社会受容性面での課題整理を行い、地域公共交通ネットワークにおける自動運転の活用可能性を検証することを目指していくとしている。