Hondaは、国内の中長距離移動をより便利で快適にする新たなモビリティサービスとして、「HondaJetシェアサービス」を開始することを発表した。

まずは法人の利用者向けにサービスを提供し、今後一般の利用者(エンドユーザー)への拡大も検討していくとのことだ。

同サービスで使用するHondaJet Elite

日本には、地方都市間の移動において、定期航空路や長距離鉄道などの公共交通による移動が不便な区間が多く存在。

同社は、こうした区間をHondaJetで結ぶことで、移動の大幅な効率化や地方の活性化、遠隔地における医師訪問の容易化などに貢献することを目指し、関連事業者や地方自治体などと連携して概念実証を行うなど、ビジネスジェットの新しい活用に向けて、シェアサービスの検討・検証を進めてきたという。

同サービスでは、同社が用意するHondaJetを活用した空の移動を中心に、搭乗の前後で使用する地上のモビリティとも連携した移動サービスをHondaグループが提供。

搭乗する際は、出発地から機体のすぐそばまで、空港ビル内を通過せずにクルマに乗ったまま移動することができ、到着空港でも、降機後すぐに駐機場内で待機するクルマで最終目的地に向かうことができるなど、陸・空のモビリティの連携により、国内の中長距離移動をより便利で快適にするとしている。

また、法人の利用者は同サービスを利用することで、一般の利用者(エンドユーザー)に対して、HondaJetを活用した多様な移動サービスを提供することが可能に。

■HondaJetシェアサービスの特長

●陸・空のモビリティ連携により、出発地から目的地までシームレスな移動を提供
●既存の交通機関では移動が難しい区間での快適な移動の提供により、ビジネスでの生産性向上、観光の効率化、移動に伴う負担を軽減
●利用空港に関わらず、移動距離に応じて一律のわかりやすい価格設定
●Hondaグループ一体となった運営により、スムーズで安全・安心な移動を提供

■サービスを利用予定の法人の利用者(6月時点、一部)

各法人の利用者が一般の利用者に提供を予定しているサービスは以下の通り。

同サービスを利用予定の法人利用者