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イオンは、イオン大田店が売場を全面的に見直し、リニューアルオープンすることを発表した。
同店が立地する島根県大田市は、人口約3万2,800人、約1万3,300世帯が居住しており、2028年推計人口約2万9,800人に減少が予測されている地域。居住者は、50歳以上の人口構成が約60%、中でも70歳以上の人口構成が約32%と全国平均より10%以上高く、共働き世帯が全国平均より少ないのが特徴だという。
こうしたなか同店は、高齢者が多い地域ではあるものの新たな需要を取り込むため、同社最新の売場や商品、買物体験を提供することで、地域とさらに共生するとしている。
■リニューアル概要(一部抜粋)
●地場産品コーナーを新設
野菜・果物売場では、産直売場を拡大し大田市特産の野菜や果物を取り揃えるほか、JAしまね石見銀山地区本部の協力のもと、大田市産の米や「石見銀山生そば」などの加工品を展開し、「イオン大田店地場産品」コーナーを新設。
出雲市場直送野菜や美郷町の野菜・果物、多気町のいちじくの加工品を販売するなど、1年を通して島根県の旬の野菜や果物、特産品を取り揃えるとしている。また、旬の果実ギフト売場を拡大展開し、大田市特産のアムスメロン・デラウェア・シャインマスカットなど、地場商品を中心に展開。
●山陰の旬の鮮魚を対面で毎日提供、魚総菜「魚魚炎」を新規で展開
魚売場では、地場鮮魚を中心に対面で毎日提供。「大田市産真あなご」の原料を使用した天ぷらや山陰沖で獲れたのどぐろ・あじ・にぎすを原料とした唐揚げのほか、焼魚、煮魚などを提供する魚総菜売場「魚魚炎(ととえん)」を新規で展開。
●島根県産の「隠岐牛」「石見ポーク」を新規で取り揃え
肉売場では、「隠岐牛」や「石見ポーク」などの地元ブランド肉を新規で展開。
また、豚肉や鶏肉のジャンボパックのコーナーやトップバリュグリーンアイナチュラル「タスマニアビーフ」のステーキコーナーを常設展開するほか、すべて4等級以上で国内指定農場で育った黒毛和牛「トップバリュ匠和牛」の希少部位を使用したステーキを取り揃えるとしている。
●地元大田のアイスや冷凍手作りピザなど、地域最大級の冷凍食品売場を展開
冷凍食品では、保存に便利なペット用の冷凍食品など約1,200品目以上を取り揃え。
フローズンスイーツコーナーを新規展開し、地元大田の春光園「ほうじ茶ジェラート」、さんべ温泉そばカフェ湯元「そば屋のジェラート」などの地元スイーツを展開するほか、元イタリアンシェフが手掛ける、島根県の本格手作り冷凍ピザ「La Camera」の品揃えを拡大展開するとのことだ。
●店内製造のピッツァ「ピッツァソリデラ」を新設
「ピッツァソリデラ」では、もちもち食感の生地にこだわり、1枚ずつ丁寧に伸ばし高温短時間で焼き上げるという。4種類の味が楽しめるクワトロピッツァやフォカッチャを取り揃えるほか、看板商品である素材にこだわったマルゲリータを用意。
●新コスメブランド「Sokko ソッコー beauty」
コストパフォーマンスが高いコスメブランド「Sokko ソッコー beauty」の販売を開始。まずはフェイスマスクやローション、クレンジングオイルなどのスキンケアを取り揃え、今後はアイライナー・マスカラ・アイブロウなど、メイクアップ商品の販売を予定しているという。
●イオンのエシカルファッションブランド「SELF+SERVICE」を拡大
オーガニックコットンやリサイクル素材など環境に配慮した素材を使用したブランド「SELF+SERVICE(セルフサービス)」では、良質な天然素材を使い、個性的でエッジの利いたファッション性の高い商品を中心に展開する「セルフサービス EXPAND」 を新規導入。
●暮らしと住まい、ライフスタイルをトータル提案する「HÓME CÓORDY」を一新
住まいと暮らしのプライベートブランド「HÓME CÓORDY(ホームコーディ)」は、売場を構成品種ごとの売場から、使用シーンや用途による売場構成に変更し、利用者の暮らしに合わせたコーディネート提案を充実させるとのことだ。
■「イオン大田店」店舗概要
名称:イオン大田店
所在地:島根県大田市長久町土江97
売場面積:約9,000平方メートル
営業時間:
1階(食品)7:00~22:00
1階(食品以外)9:00~22:00
1階(専門店)10:00~21:00
休業日:年中無休