明治のヨーグルト「明治プロビオヨーグルトR-1」は、体調を崩しやすい梅雨の時期に合わせ、20代〜60代のビジネスパーソン2,000人を対象に、体調管理に関する実態調査を実施し、結果を公表した。

同調査では日頃の体調管理についてヒアリングし、点数別にグルーピング。高得点群から順に「体調マネジメント力」の「高い人」、「普通の人」、「低い人」に分けて、仕事のパフォーマンスやプライベートの充実度、年収、時間管理方法などを調査したとのことだ。

なお体調マネジメント力とは、R-1が定義した「自分の体調を自分でマネジメントする力」としている。

「体調マネジメント力チェック」シート

■体調マネジメント力が高い人と低い人のギャップについて調査

●“シゴデキ”の新常識?仕事やプライベートを左右する、「体調マネジメント力」。体調マネ力の高い人は、仕事が「好き」&「前向き」&「成功」かつプライベートも「充実」

「体調マネジメント力」が仕事やプライベートにどのような影響を与えるかを分析したところ、体調マネジメント力が高い人は仕事においてやりがいを感じ積極的に取り組み、目標を達成している人が多いことがわかった。

「仕事が好きである」と答えたのは、体調マネジメント力「高」の人は63.6%、「低」の人は32.4%。「仕事に前向きに取り組めている」のは、体調マネジメント力「高」の人は76.2%、「低」の人は38.8%と、ともに倍近い開きが見られた。

同様に、「仕事の目標を達成し続けられているか」と聞くと、体調マネジメント力「高」の人は67.9%、「低」の人は33.3%となり、こちらは倍以上の差に。

体調マネジメント力別、仕事に対する意識

「プライベートの充実」についても聞くと、「あてはまる」と回答したのは体調マネジメント力「高」の人で77.9%、体調マネジメント力「低」の人で38.8%と39.0ポイントの差となっている。

仕事と同様プライベートにおいても、体調マネジメント力が高い人はプライベートの充実度が高いと同社は考察している。

体調マネジメント力別、プライベートな過ごし方

●“シゴデキ上司”は体調マネ力も高い「体調管理職」? 上司と部下の信頼関係にも影響が

仕事における人間関係について上司がいる1,835人に聞いたところ、体調マネジメント力「高」の人は、7割以上が「上司と良好な関係を築けている」と感じ(75.9%:低50.9%/25.0ポイント差)、「上司から信頼されている」(72.5%:低45.5%/27.0ポイント差)と、上司からの信頼をしっかりと実感している結果に。

【部下編】体調マネジメント力別、上司との関係性

一方、仕事関係の部下がいる1,057人に部下との関係を聞くと、体調マネジメント力「高」の人は「部下と良好な関係」を築けて(75.5%:低51.0%/24.4ポイント差)、部下から「信頼される」(75.5%:低49.0%/26.5ポイント差)など、まさに理想的な上司像となっている。

この結果に同社は、「体調管理職」と言っても過言ではないとし、体調マネジメント力が高い人は、オンオフ問わず良好な人間関係が構築できていると考察している。

【上司編】体調マネジメント力別、部下との関係性

●体調マネ力の高い人と低い人の年収を比較すると、100万円以上の開きがあることが発覚

体調マネジメント力別に世帯年収を比較すると、体調マネジメント力「高」531.0万円、「低」429.6万円となり、101.4万円の差があることも判明。

体調マネジメント力別、世帯年収比較

●体調マネ力が高い人は、タイムマネジメントも万全

体調マネジメント力と「タイムマネジメント」の関係についても調査。

自分のタイムマネジメントについて聞くと、全体の57.0%は「問題なくできている」と回答しているが、体調マネジメント力「高」の人では76.0%と、タイムマネジメントができていると自覚する人の割合が一層高くなっている。

体調マネジメント力とタイムマネジメント

【体調管理での悩みについて調査】

自身の体調管理で悩んでいることを聞くと、「体調管理に気を付けたいが、何からはじめたら良いのかわからない」と答えた人が約6割を占める結果に。

ビジネスパーソンの体調管理意識

●「実は体調が悪い」、7割以上が“仮面元気ワーカー”に。30代女性は8割以上にも

ビジネスパーソンの7割が「体調を崩していても、隠して勤務したことがある」と回答しており、特に30代は体調不良を隠して勤務した経験がある人が77%を超え、その中でも女性は8割以上が経験しているなど「仮面元気ワーカー」が多くいることがわかった。

ビジネスパーソンの多くが、忙しくて体調管理にまで手が回らず、体調が悪くても周りを気にして仕事をしてしまっているようだと同社は考察している。

ビジネスパーソンの体調管理意識

●20代に「リモート危機」? 20代の2人に1人が「リモートワーク化」で体調不調に

新型コロナにより広まったリモートワークだが、現在のワークスタイルを聞くと、4分の1のビジネスパーソンが「リモートワークにて勤務」と回答。

現在リモートワークをしている493人にリモートワーク化による体調の変化を聞くと、「仕事のやる気が出ないと感じることが増えた」38.9%、「仕事とプライベートのメリハリをつけるのが難しくなり、自分の体調と向き合う機会が減った」38.1%、「体調を崩していても仕事をしてしまうことが増えた」36.9%など、4割程度がリモートワーク化により体調の変化を感じている結果に。

特に20代は、リモートワーク化により不調を感じる割合が他の世代よりも高く、5割を超えている。

リモートワークによる体調管理の変化

●みんなの体調管理術は? 体調管理にヘルステックを取り入れる人も

回答者に時間をかけずにできる独自の体調管理術を調査。

その結果、「階段を使う、帰りは一駅分歩く」(男性27歳)、「乳酸菌を取り入れる」(女性55歳)、「よく寝る」(男性26歳)など、食事、運動、睡眠の基本的な生活リズムを整える方法が数多く寄せられた。

体調管理術

また、食事管理アプリなどのヘルステックを活用した体調管理もみられ、毎日の生活を整えることが体調管理の第一歩であり、生活習慣として定着させることが体調マネジメント力を高めることにつながっているようだと同社は考察している。

<参考>
明治『20代〜60代のビジネスパーソン男女2,000人に聞く、体調管理実態調査