ベンドは、運営する「スキルアップ研究所」にて、IT業界に転職経験がある社会人を対象に、「文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■文理によるITエンジニアの年収格差はほぼなし
文理によるITエンジニアの年収格差はどのくらいだと感じるか聞いたところ、49.9%の人が「0〜50万円」の差しかないと回答。
また、約80%の人が文理間の年収の差は150万円以下と回答したことから、努力・能力次第では文系出身のITエンジニアも理系出身者と同水準の収入を得られることが伺える。
■半数以上が「ITエンジニアの昇進スピードに文理は関係ない」と回答
文理によるITエンジニアの昇進スピードは差があると思うか聞いたところ、5割以上が「文理は関係ない」と回答。年収同様、昇進スピードについてもITエンジニアとしての個々人の能力次第で決まると考えている人が多いことが分かった。
一方で、「理系の方が早い」と回答した人は4割にのぼったことから、ITエンジニアとしては理系の方が能力は高い傾向に。
■IT業界を志望する動機は文理で異なる
次に、なぜIT業界で働こうと思ったのか聞いたところ、文理ともに40%以上が「人材需要が高く、高年収が期待できると思ったから」と回答。
また、理系出身の人材に関しては、大学時代の学部・学科が情報系であったことを志望動機にしている人も多く、文系出身者については「行きたい企業があったから」という人も多かった。
IT業界の志望理由は文理で異なる傾向があると判明したが、様々な理由で志望されているという点はIT業界の魅力が多岐にわたることを示しているのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
対象者:20代以上の社会人で、IT業界に転職経験がある人
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年5月4日~11日
回答数:102
<参考>スキルアップ研究所「文系出身者のIT業界勤務に関する実態調査」