東京応化工業は、高純度化学薬品の品質向上および供給能力拡大を目的として、「阿蘇工場 阿蘇くまもとサイト」(熊本県菊池市)における新工場を竣工したと発表した。

熊本県菊池市に「阿蘇工場 阿蘇くまもとサイト」を竣工

同工場は、厳格な品質管理を可能にする設備を備えており、2025年上期からの稼働を予定しているとのことだ。

同社は、1984年に阿蘇工場(熊本県阿蘇市)を開設し、高純度化学薬品の製造を行っていたが、昨今の九州エリアにおける半導体生産の拡大を受け、熊本県菊池市に事業用地を取得し、同サイトの新設が決定。

今後は、同サイトと阿蘇工場の相乗効果を通じ、高純度化学薬品の品質向上および供給能力を拡大、西日本エリアにおけるユーザーサポートの強化を目指すとのことだ。

同社は、今後も中長期的な半導体市場の成長に対応するため、積極的な設備投資を実施し、グローバルサプライチェーンを強化するとしている。

■施設概要

所在地:熊本県菊池市旭志川辺字二東沖 987-2
用途:高純度化学薬品の供給および品質管理
敷地面積:128千平方メートル
投資金額:約130億円
稼働開始予定:2025年上期