マイボイスコムは、住まいの省エネへの関心、ZEHや省エネ適合義務化の認知などについて「省エネ住宅」に関するインターネット調査を実施し、結果を公表した。
1.住まいの省エネ性能への関心度
住まいの省エネ性能に関心がある人は、「関心がある」「やや関心がある」を合わせて約65%となった。70代では8割弱みられ、また、今後住宅を購入したい層でも8割強と高くなっている。
2.住まいの省エネ設備・エネルギー創出設備
現在住んでいる住宅で、省エネ設備やエネルギー創出設備に該当するも複数回答で聞いたところ、「窓ガラスが二重・三重窓」が27.3%、「高効率の照明設備を利用」が21.8%、「省エネ型の冷暖房設備・エアコン」が20.0%という結果に。
3.ZEHの認知
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の認知率は、「内容について詳しく知っている」「聞いたことがある程度」を合わせて3割強。
5年以内に住宅を購入した人では6割、購入意向者では7割弱となっている。
4.ZEHの居住状況・意向
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に住んでいる人は0.9%で、「住む予定がある・検討中」は0.9%、今後1~2年以内に住宅を購入したい人では約14%となった。
「予定はないが、将来的に住みたい」は23.3%、住宅購入意向者では5割強という結果に。
5.新築建築物の省エネ基準適合義務化の認知
2025年4月から、原則すべての新築建築物に対して省エネ基準適合が義務付けられているが、その適合義務化の認知率は、「内容について詳しく知っている」「聞いたことがある程度」を合わせて3割弱。
1~2年以内に住宅を購入した人・購入したい人では、「詳しく知っている」が15~16%と比率が高くなっている。
6.住宅の性能に関する重視点
今後住まい選定時に、住宅の性能に関することで重視する点を複数回答で聞いたところ、「耐震性、地震対策」が66.9%、「断熱性」「通気性、換気、風通し」が各5割強、「明るさ、採光」「防犯対策」が各40%台という結果に。
「省エネ基準、省エネルギー性能」は38.8%で、東北でやや高くなっている。
ZEH居住者では、「断熱性」「省エネ基準、省エネルギー性能」「耐震性、地震対策」が上位3位となった。
【調査概要】
調査対象:MyVoiceのアンケートモニター
調査方法:インターネット調査
調査時期:2024年5月1日~5月7日
回答者数:9,357名
<参考>
マイボスコム『「省エネ住宅」に関するインターネット調査』