虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業において「スマートビル化プロジェクト」が始動 2027年に竣工予定

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虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合とNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、2027年竣工予定の「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」におけるスマートビル化実現に向けた検討を開始すると発表した。

イメージパース(北側)

同事業は、約1.1haの敷地に延床面積約12万平方メートルの「駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点」を整備する再開発事業。「INCLUSIVE GATE」をコンセプトに、様々な出会いと新しい閃きが生まれる次世代型ワークプレイスと共創の場を創出することを目指すとしている。

同事業では、スマートビルプラットフォームを中核とし、センサー類を接続するためのネットワークをはじめ、ビル内のさまざまな設備を連携させることで、「人」を中心に据えた次世代型ワークプレイスの創出とさまざまな社会課題解決に向けた取り組みを推進。

具体的には、省エネ、脱炭素の取り組みとして、エネルギー使用量の可視化や人流データ・エネルギーデータを利用した設備の自動制御に取り組むほか、維持管理・運用の効率向上においては、不審者・不審物の検知が可能なロボットなど、ビル内設備と連動可能な各種ロボットを用いて業務の効率化を図るという。

また利便性・快適性向上に向けては、デジタルサイネージやワーカー向けアプリ等の導入に取り組み、混雑状況の可視化や環境情報の配信、館内動線の非接触対応による設備連動等の導入も目指すとのことだ。

イメージ図

今後の展開としては、事業者、NTT Comに加え、日本設計もシステム設計監修として参画し、同事業におけるスマートビル化の検討から、システムの実装・運用まで連携するという。

竣工後も改善を重ねながらアップデートしていくことで、さらなる進化したスマートビル化を実現し、建設・不動産業界の発展および社会課題の解決に貢献していくとしている。

■事業概要
事業名称:虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業
事業主体:虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合
所在:東京都港区虎ノ門一丁目1000番
容積率:1,500%
敷地面積:6,397.27平方メートル
延床面積:119,886.17平方メートル
主要用途:事務所、店舗、ビジネス支援施設 等
階数/高さ:地上29階地下4階/171.31m
着工:2024年1月22日
竣工:2027年6月15日(予定)
設計:日本設計
施工:戸田・西松建設共同企業体

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