メルカリは、6月5日の「環境の日」「世界環境デー」に合わせ、ヤクルト山陽および広島県安芸高田市・三次市と連携し、地域で回収した”まだ使える”不要品をEコマースプラットフォーム「メルカリShops」で販売する実証実験を開始したことを発表した。
同実証実験では、全国に約100社あるヤクルトグループの販売会社の中で初めて、ヤクルトレディによる宅配システムや地域のヤクルトセンター・営業所を活用した”まだ使える”不要品の回収に取り組むとしている。
また、広島県安芸高田市・三次市と連携した回収も実施。自治体の不要品回収を地域の企業と協力しながら推進し、職員の業務負担を軽減するとともに、回収した不要品はリユース品として「メルカリShops」で販売することで、地域内のリユースの活性化と地域循環の新たなモデル構築に取り組むとのことだ。
■実証実験概要
同実証実験では、安芸高田市および三次市において、ヤクルト山陽のヤクルトセンター・営業所を経由する以下の3つの方法で地域の“まだ使える”不要品を回収し、「メルカリShops」上でのリユース品販売に伴う作業の一部をヤクルト山陽が代行。
名称:
メルカリ・ヤクルト山陽・安芸高田市・三次市による地域内リユース推進の実証実験
実施期間:
2024年6月から2025年3月(予定)
不要品の回収方法:
(1)ヤクルトセンター・営業所での店頭回収
安芸高田市内および三次市内にあるヤクルトセンター・営業所2カ所の店頭にて、家庭にある不要品の持ち込みを受け付け。
・安芸高田センター(〒731-0523広島県安芸高田市吉田町山手1025-1)
・三次センター(〒728-0022広島県三次市西酒屋町719-1)
(2)ヤクルトレディによる自宅への訪問回収
安芸高田市内および三次市内に在住で、自身でヤクルトセンター・営業所に移動して不要品を持ち込むことが難しい人を対象に、ヤクルトレディによる自宅への訪問回収を実施。
(3)安芸高田市・三次市から寄せられた“まだ使える”不要品の回収
安芸高田市が所有する不要な備品や三次市のクリーンセンターに運び込まれた不要品の中からリユース品として「まだ使えるもの」を選別してリユース。なお、リユース品の選別およびヤクルトセンター・営業所への運搬は市の職員が実施。
いずれも回収された不要品はヤクルトセンター・営業所にて一時的に保管され、ヤクルト山陽のスタッフによる検品や梱包を経て、リユース品としてヤクルト山陽の「メルカリShops」アカウントにて販売。
回収可能な不要品:
・物品サイズの3辺合計が200センチメートル以内のもの(中〜大型サイズまで対応)
・長期間の使用による劣化や汚れがあるもの、危険物・安全性に問題があるもの、法的に問題のあるものなどは回収を見送る場合あり
不要品回収の申し込み方法:
不要品回収方法(1)および(2)を希望する人は電話で問い合わせが必要
・安芸高田センター(0826-43-2688)
・三次センター(0824-62-2198)
販売アカウント:
ヤクルト山陽の「メルカリShops」アカウント
売上金の使途:
・不要品回収方法(1)(2)の売上
一部梱包に係る資材代などを除いて、自治体や福祉団体と連携して社会貢献活動に活用
・不要品回収方法(3)の売上
安芸高田市・三次市のサービス向上のための活動費として活用