野村不動産グループ、「睡眠改善プログラム」を導入 睡眠時間は30分増加し日中眠気を感じる時間は0.8時間減少

ブレインスリープは、野村不動産ホールディングスをはじめとする野村不動産グループの従業員に、「睡眠改善プログラム」を提供したことを発表した。

野村不動産グループ、「睡眠改善プログラム」を導入

■プログラム概要

同プロクグラムでは、睡眠状態をスコア化するサービス「睡眠偏差値for Biz」(※)に加え、スタンフォード大学医学部精神科教授同大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治氏による睡眠セミナーの実施、睡眠改善コンテンツ(E-learning形式のセミナー動画)や睡眠意識向上のための定期的な睡眠コラム発信など、睡眠改善の効果が実証された特別コンテンツを提供したという。

対象:野村不動産グループ従業員300名(希望者)

実施期間:11月24日〜2月2日

実施項目
・主観データの取得
「睡眠偏差値for Biz」を活用し、睡眠改善行動の前後に実施
・睡眠セミナー
スタンフォード大学医学部精神科教授同大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治氏
・睡眠改善コンテンツ(E-learning形式のセミナー動画)
・睡眠改善コラム配信

■実施結果

同プログラムでは、野村不動産グループ従業員のうち希望者を対象に、セミナーに参加後、睡眠改善に取り組んでもらい、睡眠改善の実施前後で分析を実施。

プラグラム導入結果

(1)睡眠偏差値、睡眠時間の改善
睡眠偏差値は同プログラム開始前と比べ、睡眠改善後の結果は+2.1ポイント改善。

また、2回目の測定時は繁忙期だったため労働時間は+18分と伸びていたにも関わらず、睡眠時間は+30分となり、同社が発表した1月実施の全国10,000人を対象とした調査の平均睡眠時間と比較して9分長い結果に。

(2)日中の眠気と睡眠の質向上の改善
上記(1)睡眠偏差値の改善に大きな影響を与えた項目は、「日中の眠気を感じる時間の減少」と「睡眠の質の向上」の2項目。「日中の眠気を感じる時間の減少」に関しては、1週間の中で眠気を感じる時間が2.4時間から1.6時間に改善。

「睡眠の質の向上」には、アンケート項目のうち「就寝前のスマートフォンの閲覧日数」の減少が寄与したとしている。また、睡眠の質には就寝前の行動だけでなく、睡眠習慣とも相関があるため、アンケート項目「いつもと異なる時間に就寝する回数」の減少(不規則な時間に就寝しない)も寄与したという。

睡眠の質・睡眠習慣の主な改善ポイント
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