TOPPANは、会議用自動同時通訳サービス「MeeTra(ミートラ)」の提供を開始した。

「MeeTra」のWEB会議用画面イメージ ©TOPPAN Inc.

同サービスは、自動同時通訳機能により、対面での会議やWeb会議における相手の発話に対して、リアルタイムな翻訳を実現するとともに、翻訳結果の記録も可能とするサービス。

発話を文節と文の2種類の単位に区切り認識・翻訳が可能な自動同時通訳による即時性を重視した翻訳結果と、文章として正確性を高めた議事録にも活用できる翻訳結果の、どちらも利用することが可能。

従来の逐次翻訳と異なり、発話完了を待たずに翻訳を開始するため、提案や説明を伴うビジネス会議などにおける翻訳速度が向上し、シームレスな会話を実現するとしている。

逐次翻訳と同時通訳の訳出の違い ©TOPPAN Inc.

また、スタンドアローン方式を採用することで、インターネット接続が不要かつシステム負荷が大きい同時通訳システムのサービス化に成功したという。

なお、同サービスは、提供開始に先立ち、4月より金融庁にて採用されているとのことだ。

■対応可能言語
日本語、英語、韓国語、中国語、フランス語
※初期設定時に上記より1言語選択

■価格
1セットあたり100万円(税抜)~ 
※PC、マイク、オーディオインターフェイス等の関連機材を含む

TOPPANは、同サービスを自治体や企業などに向けても拡販し、2026年までに関連受注含め約5億円の売り上げを目指すとしている。