横浜市・東北電力フロンティアら、蓄電池を利用した「ハマでんちプラン」等の販売を家庭向けに開始 再エネ発電所由来の電気を利用可能

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横浜市、東急パワーサプライおよび東北電力フロンティアの3者は、横浜市内における再生可能エネルギー(以下、再エネ)の普及を目的に、連携協定を締結したことを発表した。

同連携協定に基づき、東急パワーサプライは、横浜市内で主に太陽光パネルを設置している家庭を対象に、蓄電池リースサービスと横浜市が連携協定を締結する東北地方の自治体等に立地する再エネ発電所由来の環境価値を活用した電気をセットで供給する「ハマでんちプラン」等の販売を、6月4日より開始。

「ハマでんちプラン」利用者には、毎月「ハマとも東北応援ポイント」を付与。

そのポイントは、東北電力フロンティアが提供するインターネット上のプラットフォーム「東北サポーターズ」で、東北地方の地域のお祭り等のイベントから、利用者が応援したいものを選んで贈ることができ、そのポイントがイベント運営資金等となり、東北地方の地域活性化を応援することが可能に。

これらの取組により、3者で連携して、横浜市内の再エネの普及と再エネ広域連携先自治体の地域活性化に取り組んでいくとしている。

■3者連携協定概要

横浜市内の再エネの地産地消と広域連携協定の締結自治体等に立地する再エネ発電所由来環境価値を活用した電気を横浜市内へ供給するとともに、広域連携協定の締結自治体等、発電所立地地域の活性化を図る取組の推進に向けて、3者が連携して取り組むという。

3者連携イメージ

連携項目
・横浜市内における再エネの地産地消の取組拡大に関する事項
・再エネの横浜市内における需要家への供給に関する事項
・発電所が立地する地域等への還元や地域活性化の取組に関する事項
・同取組の広報、普及啓発に関する事項

■ハマでんちプラン概要

蓄電池は、非常用電源として活用できるばかりでなく、太陽光や風力と言った再エネの余剰電力を貯め、電力が必要な時間帯に消費することで、再エネの導入増に寄与するとされている。一方で、その導入コストが高く、特に一般家庭では普及が進まない一因となっているという。

そこで、今回の3者連携を踏まえ、横浜市民の利用者には追加負担なしで、横浜市の広域連携先自治体等に立地する再エネ発電所由来の環境価値を活用した電気を利用できる「ハマでんちプラン」としてリリース。

スキーム図

■ハマでんきプラン概要

同プランは「ハマでんちプラン」と同様に、横浜市の広域連携先自治体等に立地する再エネ発電所由来の環境価値を活用した電気を利用可能。

また、このプランから得られる収益の一部は、東北電力フロンティアの「東北サポーターズ」を通じて、法人の契約者にも広域連携先自治体の地域活性化に貢献することができるという。

スキーム図

■東北サポーターズ概要

東北電力フロンティアが提供する地域応援ギフティングサービス。ギフティングの仕組みを活用し、地域やふるさとを応援する想いを気軽にインターネット上で届けることが可能。

今回の3者連携により、「ハマでんちプラン」契約者に対し、「東北サポーターズ」にて、横浜市の広域連携先自治体の地域のお祭り等のイベントにギフティング可能な「ハマとも東北応援ポイント」を毎月付与。

「ハマでんちプラン」契約者は、「ハマとも東北応援ポイント」によりギフティングすることで、再エネ発電所由来の環境価値を活用した電気の利用のみに留まらない、継続的な地域活性化への応援が可能になるという。

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