中央開発は、独自技術として海上調査で活用している傾動自在型試錐工法で用いるガイドパイプの安定性向上のために開発した「フレキシブル底版」で特許を取得したことを発表した。
「傾動自在型試錐工法」は、概ね50メートルまでの水深において安定的、かつ高品質な試料採取を可能とする独自のボーリング技術。
ボーリング孔の保護管(ガイドパイプ)との接続部に柔軟に角度を変えられるフレキシブル底版を導入したことにより、10度程度までの傾斜した海底地盤であっても安定して掘削をすることができるようになったとのことだ。
■傾動自在型試錐工法の特徴
・大型SEP船などに代表される他の工法と比較し、荒天時に短時間で避難でき、作業の再開がスムーズ
・既往工法と比較し、大深度に対応でき、費用も比較的抑えることが可能