ジェイックは、同社が提供する新入社員研修の受講者を対象に「就職活動とキャリア観」についてのアンケートを実施し、その結果を公表した。
■入社の決め手：1位「事業内容への興味」（66.9%）、2位「成長できる環境」（57.5%）
入社の決め手を3つまで選択してもらったところ、「事業内容に興味があった」が66.9%、「成長できる環境があると感じた」が57.5%、「面接してくれた社員が魅力的だった」が44.1%だった。
2023年の調査結果と比較すると、「事業内容に興味があった」「成長できる環境があると感じた」「扱うサービスや商品が魅力的だった」が増加傾向に。
また、2022年調査結果と比べると、「扱うサービスや商品が魅力的だった」が7.8ポイント、「成長できる環境があると感じた」が4.9ポイント、「事業内容に興味があった」が3.1ポイント増加した。
■就職活動で重視していた軸：1位「業界／職種」（61.4%）、2位「勤務地／転勤の有無」（37.0%）
就職活動において重要視していた軸を聞いたところ、「業界／職種」が61.4%、「勤務地／転勤の有無」が37.0%、「福利厚生の充実さ」が34.6%と続いた。
また、2023年の調査結果と比べると、「福利厚生の充実さ」「有給休暇の取得しやすさ、初任給」「企業理念（ミッション）」が増加傾向に。
2022年調査結果からは、「福利厚生の充実さ」と「有給休暇の取得しやすさ、初任給」が7.0ポイント、「企業理念（ミッション）」が2.0ポイント増加した。
■今後のキャリアで実現したいこと：1位「自分の能力を高める／成長する」（70.5%）
次に、今後のキャリアで実現したいことを3つまで選択してもらったところ、「自分の能力を高める、成長する」が70.5%、「いまの会社で出世して、年収を上げる」が54.3%、「ワークライフバランスを確立する」が44.6%と続いた。
2023年の調査結果と比較すると、「いまの会社で出世して、年収を上げる」「幸せな結婚をする」「語学力をつけて海外で働く」「平凡に日常を過ごす」が増加傾向に。
また、2022年調査結果と比べると、「いまの会社で出世して、年収を上げる」、「幸せな結婚をする」、「語学力をつけて海外で働く」が3.6ポイント、「平凡に日常を過ごす」が2.5ポイント増加。
一方で、「社会貢献できる仕事に就く」と「日本や会社の発展のため働く」は、2022年・2023年の調査結果と比較すると、年々減少傾向となった。
【調査概要】
調査対象：同社が提供する新入社員研修の受講者
調査機関：自社調査
調査方法：Webアンケート
調査期間：〈2024年調査〉2024年3月29日～4月9日〈2023年調査〉2023年3月31日～4月17日〈2022年調査〉2022年3月31日～4月16日
回答者数：〈2024年調査〉888名〈2023年調査〉708名〈2022年調査〉760名
＜参考＞ジェイック『新入社員研修「就職活動とキャリア観」についてのアンケート』