「産休クッキー」、否定的な意見は約3割　産休に入る人から贈り物などの配慮は「不要」「挨拶だけ欲しい」と思う人が多数

アクシスが運営する転職・キャリアノウハウメディア「すべらない転職」は、日本国内で働く20代から60代300名を対象に、「産休クッキー」に関する意識調査を実施し、結果を公表した。

結婚や子育てなど幸せアピールが炎上しやすい昨今、会社へ産前に挨拶のため配る産休クッキーについてのSNS投稿が炎上。

共働き世帯や女性管理職登用をしている会社が増えており、産休取得する女性の悩みも増加するなか、働く女性がスムーズに産休を迎えるためにどのような配慮が必要なのか、実態を把握するため同社は調査を実施したとのことだ。

1．産休に入る人に対してどう思ったか

産休に入る人に対してどう思ったかを調査したところ、「喜ばしいと思った」が最も多く53.7%、次いで「何も思わなかった」30.3%、「負担を感じた」16.0%という結果に。

2．産休に入る人が出たことで仕事の負担は増えたか

業務量の変化に関しては、産休に入る人に対して「仕事が増えた」と回答した人は76.3%という結果に。

3．産休に入る人から贈り物などの配慮は必要だと思うか

産休に入る人から贈り物などの配慮については、「何もいらない」と「挨拶だけ欲しい」という回答が同率で45.3%。「お菓子と挨拶が欲しい」という回答は9.3%となっている。

4．産休クッキーについてどう思うか

産休取得者が産休に入る際に赤ちゃんのイラストが書いてあるクッキーを会社へ贈る「産休クッキー」についは、「可愛いと思う（嬉しい、素敵）」が49.0%で最多に。

また「やりすぎだと思う（いらない・困る・不快など）」は27.3％、「特に何も思わない」23.7％という結果となった。

【調査概要】
調査名：日本国内の産休取得に関する意識調査
調査対象：日本国内の産休に入った従業員がいる会社で働く（働いていた）20代～60代の男女300名
調査年月：2024年5月24日
調査機関：同社調べ
調査方法：インターネット調査（クラウドワークス）
有効回答数：300名
回答者の年齢構成：20代：31名、30代：163名、40代：79名、50代：21名、60代：5名
回答者の雇用形態の構成：正社員207名、契約社員17名、派遣社員11名、アルバイト・パート65名

＜参考＞
アクシス『「産休クッキー」に関する意識調査』