三井不動産は、宮城県名取市にて「三井不動産ロジスティクスパーク仙台名取Ⅰ」が竣工したと発表した。
同施設は、東北圏初となる同社の物流施設事業であり、「物流の2024年問題」の解決策の1つである東北6県および首都圏をつなぐ「中継輸送」のハブ拠点となる場所に立地。
また、地域の防災力向上に貢献する緊急指定避難場所として整備。東日本大震災級の津波が発生した際にも荷物や施設設備の浸水を防ぐため、建物床高さを想定浸水レベルよりも高い位置に設定し、安全性を確保する等、BCP対応も充実しているという。
施設内は、休憩時にリフレッシュできるラウンジを2カ所に設置しているほか、Wi-Fiの提供や24時間無人コンビニの導入、ドライバー休憩所など、快適で働きやすい環境を提供。
また、屋上に設置予定の太陽光発電パネルによる創エネ、屋内照明のLED化による省エネなどにより、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする「ZEB」認証、DBJ Green Building 認証を取得予定だという。
さらに、ドライバーの荷待ち時間削減に寄与する「MOVO Berth」(バース予約システム)を標準採用。今後、トラック入庫の事前把握と準備による、ドライバー業務の一層の効率化を支援できるよう、検討を進めていくとしている。
■施設概要
所在地:宮城県名取市飯野坂字南沖七十四番一号
敷地面積:20,060平方メートル(6,068.15坪)
延床面積:45,072平方メートル(13,634.28坪)
規模・構造:地上4階建て・S造
竣工:2024年4月30日