関西電力と東京センチュリーは、使用済みEV電池(以下、EVリユース電池)を用いた蓄電池システムの実証試験を開始したことを発表した。

同実証は、2023年1月に締結したEVリユース電池の活用に係る業務提携の一環として行うものだという。東京センチュリーがEVリユース電池を調達し、関西電力が尼崎実験センター(兵庫県)の敷地内に蓄電池システム(出力100キロワット/容量約300キロワットアワー)の構築を行い完成しているとのことだ。

同実証により、定置型蓄電池システムの運用、保守等のノウハウを蓄積するとともに、システムの拡張・商用化に向けた課題の抽出と解決策の検討を進めていくとしている。

■蓄電池システム概要

設置場所:関西電力尼崎実験センター内
住所:兵庫県尼崎市若王寺3丁目11-20
実証開始時期:5月
出力/容量:100キロワット/約300キロワットアワー
コンテナ寸法:幅6,850×奥行2,400×高さ2,800ミリメートル
使用電池の種類:リチウムイオン電池2種
各社の役割
・東京センチュリー
EVを起点とした蓄電池事業の展開ならびに関連サービスの創出を推進。
・関西電力
電力事業での知見を活用し、電力需給の安定化や再生可能エネルギーの更なる導入加速の支援を推進。