パナソニックは、エオリアアプリに接続したエオリアユーザーの利用データをもとに、今年の「エアコン冷房利用率ランキング」を作成。今シーズン既に一度でも利用したユーザーの割合を表すエアコン冷房累計利用率を算出し、全国47都道府県で比較したという。
その結果、4月末時点での利用率は、47都道府県全てで昨年同時期の利用率を上回り、全国的に冷房利用開始が早い傾向に。
また、5月20日時点でのエアコン冷房累計利用率は、九州・沖縄地方が高く、続いて関東地方が高い傾向にあるとのことだ。
同率7位の茨城県・埼玉県・千葉県・東京都では、4割近い38%がエアコン冷房を利用開始しており、いずれも4月末時点から8%〜10%利用率が伸びる結果となった。
さらに同社は、今夏のエアコン利用意向についてアンケート調査を実施し、その結果を公表した。
■電気代値上げや電気代補助終了に「負担を感じる」人が81%
2024年5月使用分をもって終了する政府による電気代補助だが、その開始と終了については、「開始も終了も知っている」人が37%、「開始は知っているが終了は知らない」人が24%だった。
また、34%が「開始も終了も知らない」と回答し、政府による電気代補助を認知していない人も多いことが分かった。
次に、電気代値上げや6月から政府による電気代補助が終了となる中、家計への負担を感じるか聞いたところ、「とても感じる」が50%、「やや感じる」が31%と、81%が家計への負担を感じていることが明らかに。
■「今年の夏は節電のため、冷房の利用をガマンしようと思う」人は43%
今夏はより節電に取り組みたいと思うか聞いたところ、「積極的に取り組みたい」が27%、「どちらかと言えば取り組みたい」が50%と、77%の人に節電意向があることが分かった。
さらに、今年の夏は節電のため、エアコン冷房の利用をガマンしようと思うか聞いたところ、43%が「冷房の利用をガマンしたい」と回答。
同調査では、電気代を取り巻く厳しい状況が続く中、高い節電意識と冷房利用をガマンする意向が明らかになった。
【調査概要】
調査地域:全国
調査期間:2024年5月8日~5月12日
調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)
調査対象:エアコンを所有している20~60代の男女
有効回答:555名(男性:268名、女性:287名)
<参考>パナソニック「エオリア」調べ『2024年 今夏のエアコン利用意向に関する実態調査』