アイスコーヒーの「レイコ―」呼びは絶滅傾向 関西での認知度は80.3%も、若い世代ではほぼ使われない呼び方に

UCC上島珈琲(以下、UCC)は、関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)および関西圏(大阪府、京都府、兵庫県)の20~60代の600名の男女にむけて「アイスコーヒーに関する実態調査」を実施し、結果を公表した。

アイスコーヒーに関する実態調査

■「コーヒーをよく飲む場所」は男女ともに「自宅」が1位。年間を通して「ホットコーヒーよりもアイスコーヒーを飲むことが多い」と回答した人は全体の約4割に

「コーヒーをよく飲む場所」については、男女ともに「自宅」が1位(男性:89.3%女性:96.3%)となった。

また、「自宅」に次ぐ回答としては、男性は「職場や学校」で飲むと答えた人が58%だったのに対し、女性は「カフェや喫茶店」と答えた人が48.7%と、次点では男女でコーヒーの飲用シーンが異なる結果に。

コーヒーをよく飲む場所

また、「ホットコーヒーとアイスコーヒーどちらを飲むことが多いか」という質問については、全体の約4割にあたる37%の人が「どちらかというとアイスコーヒーの方が多い、アイスコーヒーの方が多い」と回答。

なかでも20代は51.7%が「どちらかというとアイスコーヒーの方が多い、アイスコーヒーの方が多い」と回答し、過半数を超えることがわかった。

ホットコーヒーとアイスコーヒーどちらを飲むことが多いか

■アイスコーヒーはホットコーヒーよりも淹れるのが難しい?「面倒に感じる」「淹れ方がわからない」との回答も

普段飲んでいるコーヒーについて最も多いものを調査したところ、ホットコーヒーは「自分で淹れたもの」と答えた人が61.4%と、「自分で淹れたおうちコーヒー」を楽しむ人が過半数を占める結果に。

一方で、アイスコーヒーについては「自分で淹れたもの」と答えた人は32.3%とホットコーヒーの半分にとどまり、アイスコーヒーは自分で淹れるよりも既製品やコーヒーマシン、カフェで楽しまれることが多いということが判明。

普段飲んでいるコーヒーについて最も多いもの

アイスコーヒーを自分で淹れない理由としては「面倒に感じる」が1位で47.5%、「淹れ方がわからない」が2位で34.8%となっている。

アイスコーヒーを自分で淹れない理由

■「アイスコーヒーに求めるもの」第1位は「すっきりさ」で51%!関東在住の人は「ブラックで飲む」派が約5割、関西は4割弱と、関東はブラック派が多いことが明らかに

「アイスコーヒーに求めるもの」については男女ともに1位は「すっきりさ」となった。次点では、「コク」、「やわらかい口当たり」が続く結果となり、特に女性は「やわらかい口当たり」を求める人が39%と高い傾向となっている。

アイスコーヒーに求めるもの

好きなアイスコーヒーの飲み方については関東と関西で地域差が見られ、関東在住の人は「ブラックで飲む」派が48%であったのに対し、関西では38.7%となり、関東の方がブラックを好む人が多いこともわかった。

好きなアイスコーヒーの飲み方

■関西圏で親しまれる「レイコ―」呼びは絶滅危惧種?「最も頻繁に使う呼び方」として「レイコ―」を挙げた人は関西でも60代の10%、20代では0%に

関西圏では「レイコ―(または「冷コー」「レーコー」)」という名称で親しまれるアイスコーヒーだが、この呼び方を「知っている」と回答した人は関西では80.3%、関東でも63.3%となり、関西の人が認知度は高かったものの、関東でも過半数の人が知っていることが明らかとなった。

関西での回答を詳しく見てみると、関西在住の50~60代では90%以上が「知っている」と回答したのに対し、20代の回答は65%と、やや認知度が下がっていることも判明。

レイコ―(または「冷コー」「レーコー」)と呼ぶ文化の認知度

また、「使ったことがある呼び方」を調査したところ、関西在住の60代の70%が「レイコ―」と回答した一方、30代では20%、20代では11.7%と若い世代では「レイコ―」使用者は減っている傾向に。

使ったことがある呼び方

さらに「最も頻繁に使う呼び方」で「レイコ―」と答えた人については、関東在住にはおらず、関西在住であっても60代の10%と大きく落ち込み、30代では1.7%、20代は0%と若い世代ではほとんど使用者がいないことがわかった。

頻繁に使う呼び方

<参考>
UCC上島珈琲調べ『アイスコーヒーに関する実態調査』

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