EVジェネシスは、再生可能エネルギーを活用し、環境にやさしい持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、早期の実用化が見込まれるカルコパイライト型の「曲がる太陽電池」を搭載したEV三輪車の実証実験を開始した。

「曲がる太陽電池」を搭載したEV三輪車の実証実験を開始

「曲がる太陽電池」は同社パートナー企業のPXP製で、従来のシリコンベースのパネルと比較して軽量でありながらも高いエネルギー変換効率を持つことが特徴となっている。

今回屋根に貼り付けたパネルは、トータル1kg未満の超軽量設計で厚さは1mmの超極薄、1日の太陽光による発電のみで約15km〜20kmの走行が可能になると見込んでいるという。

また現在開発中のペロブスカイトタンデム型にアップグレードした場合は、1日の発電で約25km〜30kmの走行が可能になると見込んでいるとのことだ。

同実証実験では、再生可能エネルギーと電動移動手段を組み合わせることで、環境への影響を低減し、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。

日々の移動手段として使用することで化石燃料の使用を減らし、CO2排出量の削減に繋がることで大気汚染の改善や地球温暖化対策にも効果的。また外部からの電力供給に頼らずとも移動が可能となることから、災害時などの非常時においても移動手段および電源としての機能が期待されるという。

同社は、「曲がる太陽電池」搭載車の実証実験を通じて、環境負荷の低減をはじめとする社会課題の解決に寄与し、持続可能な未来への貢献を目指すとのことだ。