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日経BPは、マーケティング専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「マーケティング」「消費トレンド」「テクノロジー」の潮流を見極める「トレンドマップ 2024上半期」から、注目キーワードをランキング化して発表した。
マーケティング、消費トレンド、テクノロジーの3分野は変化が激しく、様々なバズワードが飛び交っている。この中から同社は、中長期的に注目すべきトレンドの見極めを目的とし、日経クロストレンドの活動に助言する外部アドバイザリーボード約50人と編集部の記者など各分野の専門家の知見を集約。
その分析結果を、「将来性」と(現時点での)「経済インパクト」との2つのスコアでマッピングしたとのことだ。
■各分野でスコアを伸ばしたキーワードランキング(2023年下半期調査との比較)
23年11月に実施した前回調査との比較で、今回将来性スコアが伸びたトップ3は、マーケティング分野では「サブスクリプション型コマース」「CX(顧客体験)」「チャットbot(対話型AI含む)」となった。
また、消費トレンド分野では「越境EC」「節約志向」「TikTok売れ」「共働き」、テクノロジー分野では「VUI(音声ユーザーインターフェース)」「生成AI(ChatGPT、Copilot in Windowsなど)」「フードテック」という結果に。
一方、経済インパクトについて全体でスコアの伸びがトップだったのは、マーケティング分野の「パーソナライゼーション」。そのほかのジャンルについては、消費トレンド分野では「越境EC」、テクノロジー分野では「生成AI(ChatGPT、Copilot in Windowsなど)」が、それぞれで最も高い伸びを示した。
■新たに追加したキーワードの将来性スコア
同調査で新たに追加したキーワードは、マーケティング分野の「イマーシブ(没入体験)」、消費トレンド分野の「リユース消費」、テクノロジー分野の「宇宙テクノロジー」「五感テクノロジー」。
なお、最新トレンドマップの全キーワードのスコア、詳細解説記事は、5月14日に日経クロストレンドのWebサイトにて公開しているとのことだ。
■「トレンドマップ2024上半期」の分析手法
調査は2024年4月に実施。編集部がマーケティング分野の30キーワード、消費トレンド分野の32キーワード、テクノロジー分野の30キーワード、計92キーワードを選定。それぞれを認知する人にそのキーワードの「将来性」と現時点での「経済インパクト」とを5段階で尋ねてスコアリング。
質問の選択肢は下記の通り。
「将来性(=企業の収益貢献や社会変革へのインパクト)」
1.将来性は低い/2.将来性はやや低い/3.どちらとも言えない/4.将来性はやや高い/5.将来性は高い
「経済インパクト」
1.どの企業も収益を得られていない/2.一握りの企業(1~2割程度)の収益に影響している/3.一部の企業(3~5割程度)の収益に影響している/4.大半の企業(6~8割程度)の収益に影響している/5.社会全体になくてはならない存在
<参考>
日経BP『トレンドマップ 2024上半期』