無印良品、捨てられる素材を活用した「寒天もち」「茎わかめ」などを発売 5月15日より順次

無印良品を展開する良品計画は、製造工程で廃棄となる素材を活用したおやつ「寒天もち」を5月15日から、「茎わかめ」を6月12日から無印良品の店舗およびネットストアで順次発売すると発表した。

無印良品、捨てられる素材を活用した「寒天もち」「茎わかめ」などを発売

無印良品は、素材や製法にこだわり毎日のおやつとして楽しむことのできるお菓子を作っているという。

今回は国産の清見オレンジとはっさくを使い、フルーツ本来の風味が飛ばないように、低温でじっくりとシロップを浸み込ませてドライフルーツを作成。そして、ドライフルーツを作る工程で発生する使われない素材を活用して「寒天もち」も作成したという。

果皮の切れ端をミンチ状にしてもち粉と寒天を入れた生地に練り込み、ドライフルーツを作る際に使用したシロップも使うことで、フルーツの自然な風味を加えたとしている。

また、わかめの根元に近く固くて食べづらいという理由からこれまで廃棄されていた元茎を、一口サイズに加工し、味付けすることで食べやすい「茎わかめ」として商品化。三陸でとれた素材を岩手県大槌町の工場で加工しパックしているという。

東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸地域の、わかめ生産者支援、地域産業の復興にも寄与できればと考えているとのことだ。

商品ラインナップ

同社は、これまでも製造工程で発生する端材を活用し、加工品を生産する際に発生する端材を活用したソーセージや活用されず廃棄されている地域の農産物を活用した食品などを発売。

今後も地球環境や生産者に配慮した素材を選び、すべての工程において無駄を省いた商品を開発するとのことだ。

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