イプソスは、日本を含む世界30カ国23,269人を対象に、2024年イプソスグローバル「幸福感調査」を実施し、その結果を公表した。

■「幸せである」と感じている日本人は13年間で13ポイント減少し、30カ国中28番目の低さ

「幸せである」と感じている日本人は回答者全体の57%となり、対象国の中でも下から3番目という低さに。

「幸せである」と感じているか(30カ国の推移)

また、同調査を開始した2011年の70%と比較し、13ポイント減少していることが明らかになった。

「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と回答した日本人の割合推移

■「幸せである」と感じている世代、トップは「ベビーブーマー世代」、最下位は「X世代」

世代別の結果では、「幸せである」と回答した人の割合は、X世代が49%と最も少なく、次いで少ない順に、ミレニアル世代、Z世代、ベビーブーマー世代と続いた。

また、トップと最下位の順位は30カ国のグローバル平均でも同様の傾向が見られた。

世代別の結果

■人生で満足している項目は1位が「自分の子供」、最下位は「自国の経済状況」

自身の人生で満足している項目について聞いたところ、1位が「自分の子供」、2位が「パートナー/配偶者との関係」、3位が「自分がアクセスできるニュースおよび情報源」という結果に。

また、最下位は「自国の経済状況」となった。

人生で満足している項目

【調査概要】
調査方法:イプソス グローバルアドバイザー調査プラットフォーム、IndiaBusプラットフォームを使用したオンライン調査
調査対象:世界30カ国23,269人
イプソスはインドの18歳以上、カナダ、アイルランド共和国、マレーシア、ニュージーランド、南アフリカ、トルコ、米国の18~74歳、タイの20~74歳、インドネシアとシンガポールの21~74歳、その他の国の16~74歳の成人
実施日:2023年12月22日から1月5日
調査機関:イプソス

<参考>イプソス『幸福感調査レポート