三菱ケミカルグループは、植物由来のポリカーボネートジオール「BENEBiOL™」が、青森県青森市にオープンした「ローソン青森中央高校前店」の内装仕上げ用塗料に採用されたと発表した。
BENEBiOL™を原料とする塗料がローソンの店舗に採用されたのは、「ローソン帯広西21条南四丁目店」に続いて2店舗目だという。
今回オープンした「ローソン青森中央高校前店」では、CO2排出量の削減と地域活性化を目的に、店内の壁や天井・軒天部分に青森県産の木材が使用されており、その仕上げ用塗料としてBENEBiOL™を原料とする塗料が採用されたとのことだ。
BENEBiOL™は、同社グループが開発した植物由来のポリカーボネートジオールで、主にポリウレタン樹脂の主原料として使用されている。
また、最大93%のバイオベース度を有するだけでなく、従来の石油由来の製品よりも耐久性や耐薬品性などに優れており、自動車、家具、アウトドア用品向けの塗料・コーティング剤などに採用されているとのことだ。
同社グループは、木材を利用した建築物向けに植物由来のBENEBiOL™を展開することで、塗料・建築業界の脱炭素実現に貢献していくとしている。