otalabでは、47都道府県在住の社会人のZ世代727人を対象に「仕事・働き方に関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■Z世代の3割以上が「現在の勤務先に満足していない」と回答
現在の勤務先に満足しているか聞いたところ、3割以上が「満足していない」と回答し、何かしらの要因で現在の勤務先に満足できていないZ世代が一定数いることが明らかに。
■Z世代が勤務先を選ぶ際に最も重要視していることは「給与」
続いて、現在の勤務先を決定する際に重要視したことは何か聞いたところ、「給与」が最多となり、次いで「土日休み」「働き方(テレワークやフレックスを含む)」が続く結果に。
Z世代の人々は、プライベートも充実させながら働くことができる環境であることを重要視していることが伺える。
■現在の勤務先への不満として最も多かったのは「給与が低い」次いで「人間関係」
現在の勤務先への不満を聞いたところ、「給与が低い」が最多となり、次に「人間関係」が続いた。
同質問で「不満はない」と答えた人は約2割のみであり、Z世代の大部分が勤務先に何らかの不満を持っていることが明らかに。
また、現在の勤務先に不満を持っている人を対象に、自身の不満を解決するために何か行動を起こしたか聞いたところ、約4割が「はい」と回答。
半数以上のZ世代は不満を抱えたまま働いてるということになるため、社員の不満を少しでも解決することのできる風通しの良い環境づくりが必要になってきているのではないかと同社は考察している。
■Z世代の10人に1人が業務以外のコミュニケーションは「全く取りたくない」と考えている
続いて、会社での業務以外のコミュニケーションに関してどう考えているか聞いたところ、「必要であれば取っても良い」と考えている人が約5割で最も多い結果に。
また、「できれば取りたくない」と「全く取りたくない」と考えている人を合わせると約3割となり、一定数のZ世代は社内での業務以外のコミュニケーションに対して前向きではないことが分かった。
■Z世代の約3割が社内のやり取りは「チャット派」と回答
社内の人とのやりとりをどの方法で行いたいと考えているか聞いたところ、「直接派」が約6割、「チャット派」が約3割、「電話・オンライン派」が約1割という結果に。
社内でのやりとりは直接取りたいと考える人がほとんどかと思われたが、「チャット派」が約3割を占めており、SNSの利用等で文面でのやり取りに慣れているZ世代ならではの結果となった。
■今の勤務先で「3年以上働くつもりがない人」は約2割
今の勤務先で3年以上働く予定か、もしくは働いているか聞いたところ、約2割が「3年以上働く予定ではない」と回答し、何らかの理由で現在の職場で働き続けようとは思っていないことが分かった。
また、「分からない」と答えた人も約2割で、3年以上働くという確信を持っている人は多くないことが明らかに。
■働き方を選べる場合、Z世代の3割以上が「リモートワーク」をしたいと考えている
働き方を選べる場合、出社とリモートワークどちらの方法で働きたいと考えるか聞いたところ、Z世代の3割以上が「リモートワーク」で働きたいと回答。
職種にもよるが、確かにリモートワークは自身の集中しやすい環境を作り出すことができたり、通勤時間が削減されて自身の時間を増やすことができたりするため、魅力的に感じている人も多いのではないかと同社考察している。
【調査概要】
調査期間:2024年4月12日~2024年4月13日
調査機関:アップデイト(自社調査)
調査対象:47都道府県在住のZ世代男女
有効回答数:727
調査方法:インターネット調査(「Fastask」使用)
<参考>otalab『仕事・働き方に関する実態調査』