INDEX
不動産のセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」は、マンション購入検討者の定例意識調査を行い、結果を公表した。
■マンション購入意欲
2024年3月に日銀が大規模な金融緩和策の柱となってきたマイナス金利政策の解除を発表したが、全体の51.9%が「購入意欲が増している」と回答し、マンション購入検討者の購入意欲は衰えていないことがわかった。
■マイナス金利解除に伴うマンション購入意欲
マイナス金利解除に伴うマンション購入の意欲は、全体の約8割が「購入意欲が増している」または「以前から変わらない」と回答しており、マイナス金利解除による購入意欲への影響はあまりないことがうかがえる結果に。
■住宅ローン変動金利は今後どうなるか
マイナス金利政策解除に伴い、住宅ローン変動金利は今後どうなると思うかを調査したところ、全体の83.7%が住宅ローン変動金利は今後、少なくとも0.1%は金利上昇すると考えていることがわかった。
■今は買い時だと思うか
2023年度の東京23区の新築分譲マンションの平均価格は年度ベースで初の1億円を突破し、7年連続で上昇。
マイナス金利政策は解除されたが、建築費の高騰などを鑑みると今後もまだ値上がりは続いていくとみられており、住宅ローン変動金利上昇以上にマンション価格が高騰することを憂慮し、今が「マンションの買い時」と感じている割合は32.7%と依然として高い水準を保っていることがわかった。
なお、全体の買い時DIも0.4ポイント上昇している。
買い時DI(diffusion index)の算出は、(今マンションは「買い時」回答割合+「やや買い時」回答割合)-(今マンションは「あまり買い時ではない」回答割合+「買い時ではない」回答割合)で算出したとのことだ。
【調査概要】
調査対象:
自社Webインターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員31万人のうち、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人
調査期間と回収サンプル数:
第57回2022年04月08日~11日(229件)第58回2022年07月15日~19日(233件)
第59回2022年10月07日~12日(256件)第60回2023年01月06日~11日(226件)
第61回2023年04月07日~12日(207件)第62回2023年07月06日~11日(223件)
第63回2023年10月5日~10日(208件)第64回2024年01月11日~16日(217件)
第65回2024年04月5日~10日(245件)
調査地域:全国
調査方法:同社Webサイト「住まいサーフィン」
<参考>
住まいサーフィン『マンション購入に対する意識調査』