大鵬薬品工業は、全国の20~60代の男女600人を対象に「職場での飲み会に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。
■職場での飲み会に関する実態
コロナ禍が明け、出社率が徐々に増えていることにより飲み会頻度の増加が予想される昨今、実際に飲み会に対して人々はどのように考えているのかについて調査を実施。
その結果、78.0%が人間関係において飲み会が必要だと感じていることが明らかになり、飲み会は大切なコミュニケーションの場として捉えられていることが改めてわかった。
職場での飲み会が人間関係において大切だと考える人が多いことが明らかになったが、実際に飲み会の際、上司や部下に対してそれぞれ最も気を使っていることは何かを調査したところ、上司に対して最も気を使うことは「礼儀作法やマナーが間違っていないか」が23.8%で1位となった。
この結果に同社は、コロナ禍で飲み会が少なかったことが要因ではないかと考察している。
一方で部下に対して最も気を使うことの1位は「楽しめているか」で22.3%。上司と部下で気を付けているポイントが異なることが判明した。
■東日本と西日本での飲み会に関する実態比較
東日本と西日本で飲み会の望ましい終了時間を尋ねると、どちらも21時が最も望ましいという回答となった。しかし、東日本と西日本で2番目に多かった回答では、東日本は「20時」が多い一方で、西日本では「22時」が多い結果に。
さらに飲み会で飲むお酒の杯数についても尋ねると、東日本と西日本でそれぞれ一番多かった回答を比較すると、東日本は「3杯」に対して、西日本では「5杯」が最多となっている。
また、部下に対して最も気を使うことを東西で比較したところ、どちらも1位に挙がったのは「楽しめているか」となった。
一方、東日本の2位以降は「発言がハラスメントにあたらないか」、「支払いに負担をかけていないか」が多くなっていたのに対して、西日本の2位以降は「話題が適切であるか」、「発言がハラスメントにあたらないか」という結果に。
■飲み会後の下痢に関する実態
飲み会後の体調の変化について調査したところ、飲み会の翌日に下痢になってしまった経験があると回答した人は85.3%で、多くの人が飲み会の翌日に下痢に悩まされた経験があることが判明。
しかし、下痢になってしまった際に対処を行ったことがあるか尋ねると、「特に対処はしなかった」と回答する人が33.8%で最も多い結果となった。
多くの人が飲み会後の下痢に悩まされているにもかかわらず、対処法は時間の経過によって治るのを待つ人が多い傾向であることがわかったが、下痢止め薬を使用しなかった理由を尋ねると、最も多い回答は「購入するのが面倒だったため」となった。
次いで「効果があるか疑わしいため」「お腹に優しくないイメージがあるため」と続く結果に。
また、下痢止め薬を使うとしたらどのような効果や特徴があるものがよいか尋ねると、「整腸作用のあるもの」が37.8%で最多となり、次に「下痢を止める効果が高いもの」、「水なしで飲めるもの」が続いた。
意外にも、下痢を止める効果が高いものではなく、整腸作用の効果を気にする人が多いことがわかった。
調査結果を受けて、下痢止め薬に求められているものとしては、下痢を止める効果が高いものに加えて、腸内環境を整える効果がある商品のニーズが高いことが判明。また、水なしで飲めるような手軽な下痢止め薬も求められている実態も明らかになりました。
【調査概要】
調査内容:職場での飲み会に関する意識調査
調査対象:20代~60代の男女600人(普段お酒を飲む人/職場の飲み会に参加している人)
※性年代別 均等割付
調査委託先:ネオマーケティング
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年2月16日~19日