GAテクノロジーズが運営するネット不動産投資サービスブランド「RENOSY」は、2024年4月に新社会人となった「社会人1年目」および2023年4月に社会人となり働き始めて1年を迎えた「社会人2年目」の18〜29歳の男女1,821名に対し、「初任給と投資に関する新社会人の意識調査」を実施。その結果を公表した。
■初任給の使い道、社会人1年目と2年目では「投資」に差が出る結果に
社会人になって初めて受け取る「初任給」について、社会人1年目に「これから、どう使いたい」のか、社会人2年目には「結局、どう使った」のか、「もし、やり直せるなら」どう使うのか、使い道を100％の割合となるよう数値回答をしてもらった。
項目ごとに平均値を算出したところ、社会人1年目・2年目ともに、生活費に約4割使いたい（使った）、プレゼント代には2割〜3割を使いたい（使った）傾向が明らかに。
その中でも、社会人1年目と2年目を比較すると、貯蓄には4.6%（社会人1年目：21.7%／社会人2年目：26.3%）、投資には7.5%（社会人1年目：5.5%／社会人2年目：13.0%）の開きがあることが分かった。
特に投資は他の項目と比較して最も大きな開きがあり、数値も倍増していることから、社会人2年目が1年目を振り返り、「初任給を投資に使っておけば良かった」と感じていることが伺える。
■Z世代の新社会人、4割以上が「社会人になる前から資産形成を開始」
社会人1年目と2年目に、資産形成についての考えを聞いたところ、社会人1年目の資産形成経験者は41.0%、社会人2年目の資産形成経験者は55.7%であることが分かった。
また、資産形成に関心を持つ層も加えると、社会人1年目は73.3%、社会人2年目は85.7%となることから、Z世代の新社会人は7割以上が社会に出る前から資産形成に関心を持ち、4割以上が実際に始めていることが明らかに。
■新社会人1年間の貯蓄・投資への希望と実態、傾向は「二極化」
次に、社会人1年目には「新社会人1年間での、希望する貯蓄・投資の金額」、社会人2年目には「新社会人1年間での、実際に行った貯蓄・投資の金額」を聞いた。
その結果、社会人1年目の希望貯蓄金額として最も多かったのは「250,001円～500,000円」だった。社会人2年目の実際の貯蓄金額として最も多かったのは「100,001円～250,000円」で16.3%だった一方で、「1,000,001円～2,000,000円」と回答した割合は14.9%となった。
社会人2年目の傾向として、実際に貯蓄へまわす金額は、社会人1年目が考える希望額より、少なかった人と多かった人に分かれる二極化が見られた。
また投資では、それぞれ最も回答割合の高い項目は、社会人1年目は「分からない・答えたくない」、社会人2年目は「投資はしていない」となった。
初任給の使い道に関する回答を踏まえると、社会人2年目では「1年過ごしてみて投資に使うお金を割けなかった。だからこそ、初任給から投資にお金を使っておけば良かった」と考えている人が多いことが伺える。
【調査概要】
調査期間：2024年3月18日〜3月25日
調査パネル：GA technologies調べ、ジャストシステム（Fastask）のアンケートパネルを利用
対象：2024年4月に新卒として新社会人となった男女（社会人1年目）、もしくは2023年4月に新卒として就職し、働き始めて1年を迎えた男女（社会人2年目）
回答者数：1,821人 ※うち、社会人1年目（1,054名）、社会人2年目（767名）
調査方法：インターネット調査
※回答率（％）は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100％とはならない場合がある
＜参考＞GAテクノロジーズ調べ『初任給と投資に関する新社会人の意識調査』