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キャプテラは、13カ国の6,490名(日本から498名)に意識調査を行い、リモート時代の会議に関する現状と課題の結果を、国際比較を交えて公表した。
1.日本の従業員2割が「会議が多すぎる」と感じる:世界13カ国中、第3位
1週間のうちに仕事で行われる会議の頻度をどのように感じるかと尋ねたところ、「適切である」と回答した人の割合はどの国でも大半を占めたものの、「多すぎる」と答えた人も一定数存在している結果に。
日本の場合は、13カ国中、会議が多すぎると感じる人の割合で第3位になっている。
2.オンライン会議中に集中力を低下させる最大の要因は「会議の長さ」
会議の効率性や参加者の集中力を保つためには、ミーティングの長さや内容の密度、参加者数など、様々な要素を考慮する必要がある。
そこで、オンラインミーティング中に集中力を低下させる要因を日本と世界13カ国に分けて質問。
その結果、オンライン会議中に集中力を低下させる要因として日本の割合が最も多くなったのは「会議が長すぎる」で25%となった。
3.上司との会議を対面で行っている人が57%
次に日本に焦点を当て、どのような会議が対面で行われているのか質問を実施。以下、「対面」を選択した回答者の割合のみ掲載する。
・上司との会議(57%)
・キックオフ(プロジェクト開始)(51%)
・チームの結束力向上(48%)
・研修やオンボーディング(45%)
・ブレストやコラボレーション(45%)
・会社に関する情報共有(36%)
リモートワークが広く普及しても、対面での打ち合わせや会議は信頼や関係性を築く上で重要な役割を果たしているが、今回の調査結果に同社は、効率性を重視してオンラインで行うべき会議と、実際に会って行うべき会議をうまく組み合わせることが重要だとしている。
【調査概要】
キャプテラ「2024年コラボレーションと生産性に関するアンケート調査」
実施:2024年1月 オンラインで実施
回答者:6,490名 (米国n=503、英国n=496、カナダn=499、オランダn=499、ブラジルn=501、インドn=500、フランスn=497、スペインn=401、ドイツn=497、イタリアn=500、メキシコn=500、オーストラリアn=500、日本n=498)
同調査の目的:国境を超えたチームがリモートで共同作業を行う際に直面する課題を分析すること。
対象者:各国の企業で正規・非正規問わず雇用されていることを条件に抽出。
<参考>
キャプテラ「テレワーク時代の会議のあり方 ── 世界と日本の現状分析」