TSTグループの東京ロジファクトリーは、神奈川県厚木市に「厚木愛川物流センター」を開設し、営業を開始したと発表した。
同センターの立地する内陸工業団地は、物流センターと基幹配送センターの集積地。圏央道相模原愛川ICに近く、圏央道、東名高速道路を利用したストックポイントとして物流利便性が高いエリアだという。
倉庫は、1フロア約1,360坪の4層構造。多層階ながらもEV2基、垂直搬送機2基の計4基の上下搬送機を活用することで、フォークリフトの長距離運搬を減らしバースの回転率を向上。
また、柱間が中心通路から保管スペースと作業エリアの動線レイアウトを設定した場合、最も生産性が向上できる企画に設計されているとのことだ。
トラックバースは、Y軸方向が13.35mあり、ウィング両開きの荷役作業も安全に行うことができ、ドックレベラーも2基配置されているため、コンテナなどのデバンニング、バンニング作業の請負が可能。
また、各フロアの有効高は6mで、高さを活用した保管効率の高いオペレーションが可能。2階以上の上層階には空調設備を導入しているほか、倉庫内には防虫防鼠のモニタリングサービスを導入しリスク管理を実施するとのことだ。
同社は、神奈川県央エリアの営業倉庫として顧客ニーズに応じて倉庫、荷役、配送サービスの拡充を図っていくとしている。
■施設概要
住所:神奈川県厚木市上依知3012-2
敷地面積:10,033.04平方メートル
延床面積:18,421.59平方メートル
設備:荷物用EV:2基(4.1t)
垂直搬送機:2基(1.5t)
ドックレベラー:2基
倉庫内空調設備(3階~5階)
バース:高床式1.0m