三島駅南口東街区A地区市街地再開発組合ならびに同組合の参加組合員であるミサワホーム、東レ建設、野村不動産、三菱地所レジデンスの5者は、推進する「三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業(以下、同開発事業)」が、着工したことを発表した。
今後参加組合員各社は、同開発事業が「“健幸”都市みしま」の新しいランドマークとして、医療のみならず、地域活動との連携や文化継承などを通して、賑わいや交流を生む拠点となるよう、2027年度内の竣工を目指すとしている。
■グランドデザインにもとづく再開発事業のコンセプト
同開発事業は、三島市が策定した三島駅周辺グランドデザインに沿った都市計画により、三島駅南口東街区に「広域健康医療拠点・スマートウェルネスフロント」を整備する計画だという。
隣地で計画する事業用定期借地事業(B地区)と一体的に、住宅や店舗、オフィス、ホテルに加えて、医療・子育て支援施設等の導入を検討しているとのことだ。
同開発事業の共有コンセプトは、「EKIKKI(エキッキ)」。医療・予防・健康増進などヘルスケア領域での価値を提供する「身体的イキイキ」と、年齢や性別、ライフステージを超えて多くの人に価値を提供する「精神的イキイキ」。また、静岡の東の玄関口・新幹線駅であり、地元の人だけでなく多くの人が集い、働くことで「みんなが行き交う」という意味を掛け合わせているという。
■同開発事業および「三島駅南口東街区B地区定期借地事業」の配置計画図と導入機能
三島駅南口東街区においては、第一種市街地再開発事業を推進するA地区(同開発事業)と、今後着手予定の事業用定期借地事業に取り組むB地区を一体的に開発する計画だという。
施設建築物としては、A地区に4棟(A~D棟)、B地区に2棟(E~F棟)、合計6棟の建物建設を行い、A地区には、駐車場・医療施設・子育て支援施設・店舗・事務所・住宅、B地区には、店舗・ホテルなどの機能の導入を予定。
■構成模式図(施設断面図)
三島駅南口東街区A地区(市街地再開発事業)
A棟:24階建/住宅(分譲マンション)、住宅共用部、店舗、医療施設
B棟:6階建/店舗、子育て支援施設、事務所、賃貸住宅
C棟:7階建/駐車場(688台分)
D棟:10階建/店舗、住宅共用部、住宅(分譲マンション)
三島駅南口東街区B地区(定期借地事業)(今後変更する可能性あり)
E棟:2階建/店舗
F棟:8階建/店舗、ホテル
■物件概要
下記の通り。