フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象にコミュニケーションに関するアンケートを実施し、その結果を公表した。
■全体
全国の20代〜60代の男女を対象に、電話に抵抗はあるか聞いたところ、53.2%が「抵抗がある」、46.8%が「抵抗はない」と回答。
また、「抵抗がある」と回答した人のうち、41.2%が「かけることに抵抗がある」、33.2%が「取ることに抵抗がある」と回答した。
■年代別
次に年代別で見ると、電話に抵抗があると回答した人は20代と30代が最も多く、年代が上がるにつれて少なくなっていることが分かった。
デジタルネイティブ世代では、普段からメールやメッセージアプリを使ってやりとりをすることが多いため、電話でのコミュニケーションに慣れておらず、苦手意識を抱えている人が多いのではないかと同社は考察している。
また、20代では他の年代に比べ、「取ることに抵抗がある」という回答が多かった。仕事の場面で電話対応をする際は、経験が少ないことで不安を感じたり、その場で回答が求められることに緊張してしまったりしている可能性がある。
一方で、年代が上がると、長年の経験から対応力が上がっていることなどから、電話に抵抗がない人が増えていることが伺える。
■職業別
職業別で見ると、抵抗があると回答した人は「会社員・公務員」「専業主婦」「学生・パート/アルバイト」では50%程度だったのに対して、「自営業・自由業」では40%に留まった。
職業や業務内容にもよるが、コロナ禍を経た現在では、メールやメッセージアプリなどオンラインツールの使用機会が増えたことで電話を使用することが少なくなっているため、電話に抵抗がある人が一定数いることが伺える。
一方で、自営業の場合は業務の内容が多岐にわたり、例えば営業の架電から行政手続きなども全て自身で行わなければならないため、日常的に電話を使うことで抵抗がなくなっている人が多いのではないかと同社は考察している。
■子供の有無
子供の有無で見ると、子供がいる人はいない人と比較して電話に抵抗がある人が少ないことが分かった。
子供が生まれ、様々な行政上の手続きをする際の自治体などのやりとりや子供が通っている学校とのコミュニケーションなど、子供がいる場合は日常的に電話を使うことが多いため、電話に抵抗を感じる人が少ないのではないかと同社は考察している。
【調査概要】
対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年3月28日
<参考>フォーイット『コミュニケーションに関するアンケート』