川崎重工とSettleMint、ブロックチェーンを活用した実証実験を完了 ブロックチェーンのものづくりへの適用を想定

ブロックチェーン・トランスフォーメーション企業であるSettleMint(セトルミント:以下、SettleMint)は、「SettleMint Blockchain Transformation Platform」を活用した開発実証実験を川崎重工と終えたことを発表した。

川崎重工とSettleMint、ブロックチェーンを活用した実証実験を完了

川崎重工とSettleMintによるSettleMint Blockchain Transformation Platformの実証実験(POC)

川崎重工は2030年頃を目標に、非改ざん性を証明できるデータでの品質保証・品質保証体制の整備に向けた技術研究を進めており、ブロックチェーンをその技術の1つとして有力視しているという。

SettleMintと川崎重工は、ブロックチェーンのものづくりへの適用を想定して、段階的にブロックチェーン適用したエンドツーエンドの実装サービスを検証。

具体的には、製品の製造過程で発生するデータのハッシュ値およびそのデータへの参照子をブロックチェーンに記録するための仕組みと、改ざんされたデータのハッシュ値をブロックチェーン上に記録されているハッシュ値と、適合判定するアプリケーションも構築。

これにより、部品製造の品質管理においてブロックチェーンをSettleMintのBlockchain Transformation Platformを活用し、高速かつ効果的な実稼働を確認することができたという。

両社は引き続きパートナーシップを強化し、今後の取り組みを推進していく予定であるとしている。

モバイルバージョンを終了