大学生の「カーボンニュートラル」の認知度は9割超 一方で、半数以上が意味を誤認していることが明らかに

一般社団法人 脱炭素事業推進協議会は、「興味持つなら、今日じゃない?」というコンセプトのもと、同社が運営するカーボンニュートラル検定の公式アンバサダー、女優・井桁弘恵さんを起用した新WEB CM「知ったかカーボンニュートラル」篇を公開し、同日より新特設サイトを展開している。

同CMでは、先輩役の井桁さんがカーボンニュートラルを新素材や新エネルギーと勘違いしている役として出演。言葉は知っていても内容までは理解していないという、現状の課題を表現しているとのことだ。

新WEB CM「知ったかカーボンニュートラル」篇を公開

さらに今回、10代~20代の大学生を対象に「カーボンニュートラルに関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。

■「カーボンニュートラル」の理解度

10代~20代の大学生を対象に、カーボンニュートラルという言葉を知っているか聞いたところ、「知っている」(52.8%)、「聞いたことはあるが、内容は知らない」(37.8%)と回答した人は90.6%にものぼり、言葉の認知度は非常に高いことが明らかに。

「カーボンニュートラル」の認知度

一方、「知っている」と回答した人に、カーボンニュートラルの説明として正しいものを選んでもらったところ、半数以上が誤った回答を選択。

「ゼロエミッション」や「カーボンリサイクル」など、別の環境ワードと混同している人が多くいることが分かった。

また、カーボンニュートラルについて「知っている」もしくは「聞いたことはあるが、内容は知らない」と回答した人に、政府が発した「カーボンニュートラル宣言」の認知度に関して聞いたところ、3人に1人が「知らない」と回答。

「カーボンニュートラル」という言葉の認知度は上がっているものの、その理解度は依然低いことが伺える。

「カーボンニュートラル」の理解度

【調査概要】
調査タイトル:カーボンニュートラル認知度調査
調査期間:2024年2月29日~2024年3月1日
調査対象者:大学生
調査方法:インターネット調査
サンプル数:500(男性:250/女性:250)

<参考>一般社団法人脱炭素事業推進協議会『カーボンニュートラルに関する意識調査

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