神奈川県厚木市に物流施設「ロジスクエア厚木Ⅱ」が竣工 大型トラックバースで効率的なオペレーションを実現

シーアールイーは、神奈川県厚木市において開発を進めていた物流施設「ロジスクエア厚木Ⅱ」が竣工し、稼働を開始したと発表した。

なお、同施設は同社が開発する「ロジスクエア」シリーズとして30棟目の竣工施設となる。

神奈川県厚木市に物流施設「ロジスクエア厚木Ⅱ」竣工

同施設は、地上5階建て、延べ面積18,421.67平方メートルの物流施設。神奈川県厚木市の内陸工業団地内に位置し、厚木市内、相模原市内への配送はもとより圏央道経由での東名高速自動車道、中央高速自動車道の利用により、広域物流拠点立地としても優位性を備えているという。

施設内のトラックバースは、計17台の大型車が同時接車可能となっており、トラックヤードにおける5台分の待機スペースと合わせて、効率的なオペレーションを実現。

トラックバース

また、倉庫部分の外壁には金属断熱サンドイッチパネル、有効高さは各階6.0メートル以上を確保。昇降設備については、荷物用エレベーターを2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー2基を実装しているとのことだ。

倉庫内部

さらに、垂直搬送機1基増設を可能とする構造、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場等の確保等、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応が可能で、様々な物流ニーズに対応し得る機能性・汎用性を兼ね備えた仕様となっている。

環境対策としては、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を完備し、エントランスの天井面には国産天然木材を使った型枠材を採用するなど、建物自体の炭素固定を促しCO2を削減。

また、事務室の床や休憩室の壁の内装には漁網や廃材などをリサイクルした建材を使用しており、環境や省エネルギーに配慮した施設であることが、第三者機関の認証により評価されているとのことだ。

エントランス

今後は、屋根全面において太陽光発電システムを導入し、自家消費すると共に、停電時に非常用電力として使用できる蓄電池システムの導入も予定するなど、入居テナントのBCP(事業継続計画)策定の一助になるという。

同社は、「ロジスクエア」シリーズにおいて環境に優しい自然エネルギーを活用することで、脱炭素社会の実現に向けた社会的責任を果たしていくとのことだ。

■施設概要

所在地:神奈川県厚木市上依知字上ノ原
敷地面積:10,033.04平方メートル(3,034.99坪)
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上5階建て(倉庫4層)
延ベ面積:18,421.67平方メートル(5,572.55坪)
着工:2023年 4月1日
竣工:2024年 3月31日

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