コスモ石油マーケティングとコスモエネルギーソリューションズは、神奈川県藤沢市北部環境事業所で廃棄物処理時に発生する電力を、藤沢市本庁舎や市立小中学校等87施設へ供給開始した。
廃棄物発電は、廃棄物の焼却時に発生する熱を利用して電力を得る手法。廃棄物の再利用によって資源を有効活用できるだけでなく、地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量削減にも貢献できる。
今回の取り組みでは、藤沢市北部環境事業所(発電出力8,440kW)で処理された廃棄物から発生する余剰電力をコスモエネルギーソリューションズが買い取り、藤沢市の公共施設へ供給するという。これにより、市内の家庭や事業所等から回収された廃棄物が、CO2排出量ゼロの電気として生まれ変わるとのことだ。
藤沢市は、2021年(令和3年)に「藤沢市気候非常事態宣言」を表明し、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロをめざす目標を掲げている。