大阪府堺市にBTS型物流施設「プロロジスパーク堺」を開発へ 冷凍冷蔵や耐荷重などのニーズに対応

プロロジスは、大阪府堺市において、BTS型物流施設(特定企業専用物流施設)「プロロジスパーク堺」の開発を決定したことを発表した。

大阪府堺市にBTS型物流施設「プロロジスパーク堺」を開発へ

同施設の開発予定地は、大阪市内から南へ約20km地点に立地。広域アクセスのための主要幹線道路が集中し、大阪市内へ約30分、神戸市中心部、京都市中心部および近畿各府県まで約1時間で到達できる物流好適地だという。

また、陸・海・空いずれの運送拠点としても適しており、南大阪エリアでは希少な内陸に立地していることから、防災性にも優れているとのことだ。

さらに、同社が現在運営している関西のプロロジスパーク19棟の中で、30分圏内の人口が最も多い人口集積地に開発され、消費地への配送や施設内の雇用確保にも優位だという。周辺には製造業を中心とする企業が立地し、サプライヤーの門前倉庫としての需要も見込んでいるとのことだ。

同施設は、約17,400平方メートルの敷地に、地上4階建て、延床面積37,000平方メートル程度を想定しているが、入居企業の要望に応じて計画を決定するという。

また、冷凍冷蔵倉庫や製造業への対応として、耐荷重の増強や天井クレーン設置等の対応、外構部の有効利用など、入居企業の物流ニーズに合わせて柔軟に対応予定。

さらに、ESG推進・環境負荷低減への取り組みとして、倉庫内には通常のLED照明比で電力使用量を半減できる高天井用センサー付きスマートLED照明や施設屋根面に太陽光発電設備を設置。

防災、BCP(事業継続計画)の一環として、緊急地震速報システムや災害用無線機「ハザードトーク」の導入も計画しているとのことだ。

■「プロロジスパーク堺」計画概要

開発地:大阪府堺市東区石原町
計画敷地面積:約17,400平方メートル(約5,300坪)
計画延床面積:約37,000平方メートル(約11,200坪)
構造:地上4階建て(予定)
着工予定:2025年中
竣工予定:2027年中

モバイルバージョンを終了